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ヘンリー王子の新告白 王室は「理解に苦しんでいる」 エリザベス女王は激しく動揺か

著者:森 昌利

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ヘンリー王子【写真:AP】
ヘンリー王子【写真:AP】

 ヘンリー王子出演のドキュメンタリーシリーズ「あなたに見えない私のこと オプラ・ウィンフリーとヘンリー王子」(Apple TV+)が21日から配信された。そこでもネガティブな個人的体験を赤裸々に語り、結果的には王室を攻撃し続ける形になっていることから、王室内では困惑が広がっているという。また、君主であるエリザベス女王も、王子の告白に激しく動揺しているようだ。

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配信翌日、女王は公務に登場 顔色は変わらないように見えるが…

 ヘンリー王子は新たに配信が開始されたドキュメンタリーシリーズで、3月放送のインタビューよりさらに過激な表現でさまざまな事柄を告白。これを受けて英大衆紙「デイリー・メール」は、関係者の話として王室内の反応を伝えた。

「王室内の全員が理解に苦しんでいます。ここまで話してヘンリー王子は一体何を得られるのでしょうか。彼自身の経験をこのように詳細に語ることなく、メンタルヘルスの問題について効果的なキャンペーンを行うことは完全に可能です」

 また、王子の米国滞在に対しロイヤルファミリーは「限界を感じている」という。

 同番組は米セレブをはじめ、一般の人々、さらにはメインキャストである王子やオプラ・ウィンフリーもが、過去のつらい体験を告白。同じ境遇の人たちに助けを与えると同時に、専門医の解説などを交えて具体的な解決の道を探る内容だ。

 そこでヘンリー王子は28歳から32歳までの自分の人生を「悪夢」と呼び、その間に過度の飲酒やドラッグを使用していたこと、そして4~5年間にわたってセラピーを受けていたことを明かした。

 また幼少の頃から父チャールズ皇太子が「私にも起こったこと。今度は君たちの番だ」と繰り返し口にして、王子に生まれついた者の困難が受け継がれる流れを示唆したことに対し、強い反発を示していた。

 こうした数々の衝撃的な告白に対し、同紙は別記事でも王室情報筋のコメントを掲載。王子の祖母であるエリザベス女王は、「この件を非常に個人的に受け止めており、ハリー(ヘンリー王子の愛称)の発言に深く動揺している」という。

「特に、チャールズ(皇太子)の子育てに関する発言や、自分の父親がどのように育てられたかについてよく知らないと示唆する発言には、とても動揺しています」

 番組の配信開始翌日、女王はインド太平洋地域への遠征を開始する最新鋭空母「クイーン・エリザベス」を激励に訪れるなど気丈に公務をこなしている。しかしその思いは、大西洋の向こうにいる孫にも向けられていたのかもしれない。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)