現地時間21日、英ヒースロー空港で目撃されたウイリアム王子一家。王子夫妻と子どもたち3人、そして乳母の6人が周囲に溶け込み、ごく一般的な“家族の光景”を見せたと大きな話題になった。10月のハーフターム休暇に合わせた旅行だったようだが、実はこうした家族旅行にはエリザベス女王の“特別許可”が必要だという。

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2014年の海外公務でもジョージ王子の同行にエリザベス女王の許可が

　10月のハーフターム休暇（英国の学期間休暇）に合わせ、ウイリアム王子夫妻は子どもたち3人を連れてプライベートの旅に出発した。英ヒースロー空港で目撃された様子はごく一般的な5人家族。それぞれのバッグを手にしている姿やカラーを合わせたようにも見えるカジュアルコーディネートと合わせて、あまりにも自然な雰囲気が大きな話題を呼んだ。

　しかし、この家族旅行にも、エリザベス女王の“特別な許可”が必要だという。英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が掲載した記事によると、英国君主になる可能性がある王室メンバーは、同一行程で旅行しないことがよくあるそうだ。このため、今回も一家5人での旅行に“承認”のプロセスがあったと考えられている。

　同紙によると、長男ジョージ王子を伴った2014年のニュージーランド・オーストラリア訪問でも、王子夫妻は女王の許可を得ていた。当時のスポークスパーソンが英公共放送BBCに対して事実を認めたという。

　同一行程で旅行しないことは明確に定められたルールではなく、過去には例外もあったが、いずれにせよ最終的に承認するのは女王。また、王位継承順位3位のジョージ王子が12歳を迎えると、2位の父ウイリアム王子とは別の飛行機で移動する必要があると考えられているそうだ。

　今年7月に8歳を迎えたジョージ王子。4年後の家族旅行は果たして行程が変化するのだろうか。もし変わるとすれば、子ども思いで知られる王子夫妻だけに、今は一度でも多く一家で旅に出たいところだろう。

（Hint-Pot編集部）