話題
大谷翔平も笑顔 米キャスターが披露した20秒に注目 「リスペクト示す素晴らしい方法」
公開日: / 更新日:
来年2月の北京冬季五輪を控え、引き続き日本人アスリートに注目が高まるスポーツ界。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」では、SNSで反響を集めた話題からこの機会に知ってほしい選手やちょっとほっこりするネタなどをお届けします。今回はメジャーリーグ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手に寄せられた“最高のリスペクト”について。大リーグ機構から「コミッショナー特別表彰」を受賞した大谷選手、その記者会見でのワンシーンに注目が集まっているようです。
◇ ◇ ◇
「ネルソン・エツオと申します」と日本語で挨拶
普段は野球に関心が薄い層にも、連日の報道で大活躍が伝わっていた大谷選手。シーズンが終わり、その活躍ぶりは“受賞ラッシュ”という形で再注目を集めています。26日(日本時間27日)には、大リーグ機構から「コミッショナー特別表彰」を受賞。これは歴史的な功績を残したチームや個人に贈られるもので、1998年に始まってから24年間で受賞した選手や団体は合わせて「15」を数えるにとどまっています。
トロフィーの授与と記者会見の場所は、米テキサス州ヒューストンの「ミニッツメイド・パーク」。大谷選手はそのまま球場に残って第1戦を生観戦しました。その途中に球場内の掲示板に映し出され、大きな声援を受けたことは先日のこのコーナーでもお伝えした通りです。
しかし、記者会見中にも注目すべきワンシーンがあったようです。主役は会見の進行を務めた米放送局「MLBネットワーク」のキャスター、スティーブン・ネルソン氏。何と「日本のメディアの皆さん、こんばんは。『MLBネットワーク』のネルソン・エツオと申します」と、日本語で挨拶を始めたのです。
「次はマンフレッド・ロブ(コミッショナーのロブ・マンフレッド氏)さんが、大谷選手に特別な発表がございます。下手な日本語で失礼致しました(笑)」
日本語を披露したのは約20秒間。この間、大谷選手は微笑みながら大きくうなずくリアクションを見せていました。
ネルソン氏はこの様子の動画を自身のツイッターアカウントで公開。日本語補修校(Japanese School)に通い、大学でも日本文化を学んでいたと説明した上で、「それ以来ほとんど話していないのでとてもブロークンです。しかし、ショウヘイにとっての特別な夜のために、彼と日本のメディアに歓迎されていることを感じてほしかった」とその意図を明かしました。
以前のインタビューによると、ネルソン氏は日系4世。今回の動画で、ロブ・マンフレッド氏の名前を「マンフレッド・ロブさま」と日本の名字・名前順にした辺りは、ネルソン氏の日本語が付け焼き刃ではない証明かもしれません。
また、世界のファンも今回の動画を大きく評価。リプライ(返信)欄には「あなたの努力は素晴らしい!」「リスペクトを示す素晴らしい方法」「ショウ(大谷選手)や日本のメディアはうれしかっただろう」といったコメントが寄せられていました。
そこにネルソン氏が、会見で名乗った「エツオ」について「私のミドルネームは日本語です(えつお)」と日本語で返信する一幕も。どこか少年っぽさが残るさわやか系ルックスと時折かけている眼鏡も素敵なネルソン氏。日本でもファンが急増しそうな予感です!
(Hint-Pot編集部)