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ヘンリー王子夫妻の暴露インタビューは「結婚後半年で計画」 有名伝記作家が証言
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今年の3月に米国や英国をはじめ世界中のテレビで放送され、多大なインパクトを与えたヘンリー王子とメーガン妃の暴露インタビュー。“王室引退”の理由の一つとして挙げた人種差別疑惑などが話題になったが、ダイアナ元妃の自叙伝を著作に持つ伝記作家によると、計画が持ち上がったのは2人が結婚してわずか半年後の2018年秋だったという。当時の王子夫妻は10月15日に第1子の妊娠を発表。翌日には初の外遊に出発し、現地で大きな祝福を受けていた。
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「私が息をしているだけで嫌う人たちがいる」と訴えるほど王室内で孤立していた
米有名司会者のオプラ・ウィンフリーがホストを務めた3月放送の暴露インタビューでは、王室内の人種差別的発言やメーガン妃のメンタルヘルス問題、さらにその訴えを無視した王室の古い体質などが赤裸々に語られた。その影響は未だ消えておらず、ヘンリー王子夫妻と王室の不仲を報じる記事には根拠の一つとして挙げられることが多い。
英大衆紙「デイリー・ミラー」が掲載した記事によると、「Diana:Her True Story(日本語版タイトル「ダイアナ妃の真実」)」を90年代前半に出版した伝記作家アンドリュー・モートン氏がカナダのテレビ番組にリモートで出演。問題のインタビューが「結婚してわずか半年後には計画されていた」と証言して大きな話題になっている。
「彼ら(ヘンリー王子とメーガン妃)はかなり前からオプラ・ウィンフリーのインタビューを計画していました。それはメーガン(妃)が『私が息をしているだけで嫌う人たちがいる』と訴えるほど、王室内での孤立が顕著だったからです。結局ハリー(ヘンリー王子の愛称)はメーガンか王室かという選択を迫られた結果、英国を離れる決心をしました」
モートン氏は10月14日にメーガン妃の非公式伝記「Meghan:A Hollywood Princess(メーガン:ハリウッドのプリンセス)」を出版。現在は妃の新作本「Meghan and the Unmasking of the Monarchy(メーガンと王室の暴露)」を執筆中だ。執筆のため取材を重ねた末の発言ということになる。
また同氏は、王子がいわゆる“メグジット”と呼ばれる“王室引退”を決意した理由についても「メーガンを守るためでした。その陰には、幼すぎて守れなかった母親の代わりにという思いが強かったと思います」と力説した。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)