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メーガン妃「気分は良くなった」 最悪だった精神状態の改善を笑顔で報告
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米議会に宛てた公開書簡の署名や米上院議員に直接電話した際に「公爵夫人」の称号を名乗っただけでなく、政治的介入も指摘されて批判を浴びているメーガン妃。現地時間9日に米紙「ニューヨーク・タイムズ」主催のオンライン会議「ディールブック・サミット」に出演して注目を集めた。その中で、司会者から「最近のご気分」を尋ねられた時のリアクションが話題になっている。
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「公爵夫人」の称号を使った政治的介入への批判にも「これは人道的問題」
メーガン妃は今回の会議で、女性が社会で経済的及び職業的平等を得られる方法についての主張を述べるなど、存在感を放った。その一方で、英大衆紙「ザ・サン」などは、司会のアンドリュー・ロス・ソーキン氏が妃に「最近のご気分はいかがですか?」と声をかけた時の様子を紹介している。
妃はこの質問に最初笑い声を上げたが、同氏は「いや、これは真剣な質問です。世界中がこの質問をしたかった瞬間があったのですから」と妃の笑いを遮って質問を続けた。
今年3月、妃は米有名司会者オプラ・ウィンフリーがホストを務めたインタビューで「もう生きていたくなくなった」と語って、王室時代に自殺願望を抱いたことを明かしていた。今回のロス・ソーキン氏は、そんな衝撃の告白をした妃のメンタルヘルス問題について聞き出す形となった。
この質問に妃は微笑みながら「おかげさまで気分はずっと良くなったわ。ありがとう」と答えた。“王室引退”後に故郷の米カリフォルニアに定住し、一時は最悪の状態まで追い詰められた精神状態は改善されたと明かした。
また妃は、働く親たちのために育児休暇などの法整備を求めた公開書簡を米議会に送り、さらには上院議員に直接電話をかけてロビー活動を行ったことで「ロイヤルの政治的中立の原則に反している」という批判も浴びた。しかしそれについて妃は、敢然と「これは政治的問題ではなく、人道的問題」と返答した。
そして「子ども時代から疑問を感じたこと、これは間違っていると感じたことに対しては手紙を書き、自分の意見を主張してきた」と発言。育児休暇の要求も人権運動の継続と主張した。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)