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カミラ夫人 約611万円のブローチに込められた思い 記念式典の装い話題

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

カミラ夫人【写真:AP】
カミラ夫人【写真:AP】

 英国各地では毎年、11月11日の「リメンブランス・デー」(第一次世界大戦休戦記念日)に合わせ、「フィールド・オブ・リメンブランス」と呼ばれる追悼の場が設けられる。ロンドンではウェストミンスター寺院に設けられ、11日の午後から一般公開が始まった。そのオープンに際し、英王室から今年はカミラ夫人がその記念式典に出席。ミリタリー風なグリーンの装いや意味のこもったアクセサリー選びに称賛の声が上がっている。

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フィリップ殿下の葬儀でも着けた思い入れ深いブローチ

 カミラ夫人は11日朝、ウェストミンスター寺院を訪問。戦没者の名前が書かれた木製の十字架とポピーの造花が並べられた追悼の場「フィールド・オブ・リメンブランス」のオープニングに立ち会った。

 夫人は深いグリーンのミリタリー風コートドレスに、ブラックで統一したレザー手袋やブーツ、シャギーハットなどの小物をセレクト。そして、追悼の意味がこもったポピーバッジの赤に合わせ、グリーン×レッドのシルクスカーフでコーディネートした。

 特筆すべきは、胸元に輝いたラッパホーンモチーフのシルバーブローチ。夫人の広報などを担当する公邸クラレンス・ハウスによると、英国陸軍の歩兵連隊「ザ・ライフルズ」の司令官などを務めるパトリック・サンダース将軍から贈られたものだ。

 夫人は昨年、ザ・ライフルズ名誉連隊長の名誉職をフィリップ殿下から引き継いだ。このため、英国陸軍の編成式や名誉職就任を記念して発表されたポートレート、今年4月に執り行われた殿下の葬儀でもこのブローチが胸に。また、夫人の実父と元夫が陸軍に所属していたこともあり、夫人と陸軍は元々縁が深い。

 チャンネル4の「Posh Pawn」に出演している宝石鑑定士、ニコール・シカンティ氏が英大衆紙「デイリー・エクスプレス」に語ったところによると、ブローチには、エメラルドとみられる3つのグリーンのストーンとダイヤモンドが散りばめられているという。そこで同氏は「エメラルドの推定総重量は0.60カラット、ダイヤモンドの推定総重量は3~4カラット」として、価値は約4万ポンド(約611万円)と推定した。

(Hint-Pot編集部)