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メーガン妃 異母姉から訴えられる可能性 名誉棄損とプライバシー侵害を主張か

著者:森 昌利

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メーガン妃【写真:AP】
メーガン妃【写真:AP】

 父に送った手紙の紙面掲載をめぐり、英大衆紙の運営企業を訴えたメーガン妃。2月には勝利の略式判決が下っていた。しかし、企業側の控訴にあたり、ヘンリー王子夫妻の元広報官による証人陳述書及びテキストチャットとメールの全文が公開された。妃の主張を覆す内容だったことは既報の通りだが、「協力していない」と公言していた非公式伝記への情報提供があったことに関連して、妃の異母姉が名誉毀損などで訴訟の準備に入っているという。

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「英米の弁護士と話している」と異母姉サマンサさん

 手紙の紙面掲載をめぐるメーガン妃のプライバシー裁判は、被告となった英大衆紙「メール・オン・サンデー」(「デイリー・メール」日曜版)などの運営企業「アソシエーティド・ニューズペーパーズ(ANL)」の控訴によって新たな局面を迎えた。そこで登場したのが元広報官ジェイソン・クナウフ氏の証人陳述書だ。裁判所はこれを10日に公開した後、11日には王子夫妻とクナウフ氏が交わしたテキストチャットとメールの全文を公開した。

 これにより、手紙が“完全な私信”としてプライバシーの侵害と著作権侵害の根拠とする妃の主張は崩れた形になった。さらには「協力していない」と公言していた非公式伝記「Finding Freedom(自由を求めて)」への情報提供があったことも明らかになり、その中には異母姉サマンサ・マークルさんに関する情報も含まれているという。

 英大衆紙「デイリー・ミラー」が掲載した記事によると、サマンサさんは同紙の系列紙である日曜紙「サンデー・ピープル」にコメント。妃が提供したサマンサさんに関する情報を基にして非公式伝記に書かれた内容が「名誉毀損とプライバシーの侵害」にあたるとして、訴訟を起こす可能性があることを明かした。

 非公式伝記は英米を含む各国で出版されているため、サマンサさんは「窓口や問題が異なるため、英米の弁護士と話している」と発言した。

 非公式伝記の中には「高校を中退したこと」「異母姉(サマンサさん)、異母兄(トーマス・マークル・ジュニアさん)の両方と人間関係がなかった」「メーガン妃がヘンリー王子と結婚したことで苗字を旧姓に戻した」「そしてメーガン妃と同じ苗字にしてメディアに出る準備をした」「父親の違う3人の子どもを授かったが、養育権を失っている」といった、サマンサさんに関する記述がある。

 これに対しサマンサさんは「メーガン(妃)のモットーは肉親を黙らせること。しかしこのような中傷で私たちを遠ざけようとするやり方は許せません」と怒りを語ると、「養育権を失ったこともないし、また苗字の変更は2人が結婚するずっと前から手続きを始めていました」と改めて事実を主張した。

 もし本当にサマンサさんが裁判を起こし、妃のプライバシー侵害と名誉毀損が確定すれば、人権問題や世間の偽情報撲滅を訴える王子夫妻が致命的なダメージを受ける可能性もあるだろう。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)