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チャールズ皇太子 追悼式典の涙と写真の笑顔 73歳の誕生日に見せた2つの表情
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11月14日はチャールズ皇太子73歳の誕生日だった。それを記念して、公式SNSでは英グロスターシャー州にある私邸ハイグローヴの庭で撮影した写真が公開された。穏やかな笑顔で微笑む姿は多くの祝福を受けたものの、同日の「リメンブランス・サンデー」に行われた戦没者追悼式典で涙ぐんだ様子が大きな話題を呼んでいる。
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SNS上では「皇太子は両親のことを考えて感情的になったのではないか」との声
チャールズ皇太子が73歳の誕生日を迎えた現地時間14日、皇太子夫妻の公式SNSは記念のポートレートを投稿した。そこに写った皇太子は、ブルーのピンストライプスーツにライトブルーのネクタイ、胸にはポケットチーフといったいつもの上品なコーディネートで微笑んでいる。
英雑誌「ハロー」によると、この写真はグロスターシャー州にある私邸ハイグローヴの庭園で、今年の夏頃に撮影されたものだという。写真が投稿されると、SNSのリプライ(返信)欄には「素敵な一日を!」「さらに多くの誕生日を重ねてほしい」といったコメントが世界中から寄せられた。
一方で、同日は「リメンブランス・サンデー」。皇太子はロンドン市内で戦没者追悼式典に出席した。母エリザベス女王はこの式典に出席の意思を強く示していたが、ぎっくり腰のため急遽欠席を発表。欠席と最近の静養は無関係とされているが、女王の体調を心配する声は絶えない。
そんな中、皇太子は女王の代役として王室を代表する役割を担った。午前11時の黙祷後、セノタフ(慰霊碑)の前に花輪を置く1人目となって戦没者に敬意を示したが、その際に感情の高ぶりが見えたことを複数のメディアが報じている。
英大衆紙「デイリー・ミラー」は、皇太子が涙ぐんでいた様子だったことに注目。SNS上で「皇太子は両親のことを考えて感情的になっていたのでは」という指摘や「女王に代わって花輪を捧げた時、涙を流すのではないかと思った」と予測していた声があったことに触れた。
こうした皇太子の姿に、会場のバルコニーで見守ったカミラ夫人は涙を拭う仕草を見せ、キャサリン妃は凛とした様子だったという。
また、黙祷の数分前には、リバプールで病院前に停車したタクシーが爆発。死亡した乗客の男による自爆テロとのちに断定された。皇太子が式典前にこの事件を知っていたとはタイミング的に考えにくいが、いずれにせよ73回目の誕生日は複雑な感情が入り混じる日となったようだ。
(Hint-Pot編集部)