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チャールズ皇太子が入院中の父を訪問 涙ぐむような写真が出回るも批判噴出

著者:Hint-Pot編集部

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チャールズ皇太子【写真:AP】
チャールズ皇太子【写真:AP】

 チャールズ皇太子は現地時間20日午後、99歳の父フィリップ殿下が入院している英ロンドン市内の病院を訪問。英国内メディアはこれを一斉に報じたが、幸いなことに容体悪化に伴う訪問との報道はなかった。英雑誌は病院訪問時の皇太子を「目に見えて感情的」と表現し、さらに訪問理由を「入院期間が長くなったため」と伝えている。一方で英国民の一部からは、コロナ禍で病院への見舞いが制限されている状況下での訪問に批判が噴出している。

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病院到着時の皇太子は「目に見えて感情的」と英誌

 気分の悪さを訴えたフィリップ殿下は現地時間16日夜、英ロンドン市内のキングエドワード7世病院に入院。翌17日には王室側から正式発表されたが、情報筋は一部メディアに対し、新型コロナとは無関係であり大事を取った入院であると証言。エリザベス女王もウィンザー城で公務を続行していることが分かり、容体に対する懸念は一時的に収まった。

 そこでチャールズ皇太子は現地時間20日午後、グロスターシャー州の私邸ハイグローヴを出て病院を訪問。英公共放送BBCはこれを速報で伝え、さらに訪問時の写真が世に出回った。英雑誌「ハロー」によると、皇太子は殿下の入院先を訪問した最初の王室メンバーとなる。

 同紙は皇太子が訪問した理由として、「入院期間が長かったために訪ねたいと考えていた」と報じている。また、英国内で実施されている新型コロナ規制により、皇太子は昨年のクリスマス前から殿下と会っていなかった状況が考えられているという。これらを受けて、皇太子が病院に到着した際の様子を「目に見えて感情的」と表現し、父を案ずる息子の気持ちを暗に示した。

 だが、これら一連の訪問報道には一部の英国民から批判が噴出。SNSなどでは、新型コロナ規制により病院訪問が制限されている状況下でも「王室メンバーならば許されるのか」といった発言が見受けられた。

 これを受けて英有名司会者のピアーズ・モーガン氏は、訪問時に車中の皇太子が涙を浮かべているように見える写真とともにツイート。「信じられないほど悲しい写真だ」として、「あなたがまず、チャールズ皇太子がフィリップ王子を訪問したことを罵ること、または怒りを吐き出すことを思いついたなら、その口を閉じてください」と発言した。

 だがこのツイートにも「普段のあなたがハリー(ヘンリー王子の愛称)とメーガン(妃)に対して説教していることを実践してください」「私の母は1月18日に亡くなりました。彼女が救急車で運ばれる様を見てから、彼女が生きている姿を2度と見ていません!」など、やはり否定的なリプライ(返信)が寄せられていた。

 気になる殿下の容体について英大衆紙「デイリー・メール」は、皇太子がロンドンの公邸クラレンス・ハウスではなくグロスターシャー州の私邸ハイグローヴに戻ったことから容体は安定している可能性があると推測している。

 とはいえ、皇太子が病院を訪問した際の写真を見ると、公務ではないとはいえいつもの落ち着いた雰囲気は薄い。数枚公表された車中の写真も、目に涙を浮かべているように見えなくもない。確執があったと言われる殿下と皇太子だが、やはり99歳という高齢の父を1人で入院させておく心境は複雑だろう。一方で英国民の批判にはもっともな部分もあり、コロナ禍はやはり大変厄介な存在だと再認識させられる一件だ。

(Hint-Pot編集部)