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凛々しい軍服姿で敬礼したアン王女 追悼式典で見せた唯一無二の存在感に注目集まる
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シックなワントーンコーデから大胆な色使いのアイテムを使ったコーデまで、今年はファッションが注目されることも多かったアン王女。最近もフラワーショーでのシックな花柄コートドレスや乗馬学校の創設イベントで見せた絶妙なスカーフ使いなど、称賛を浴びるファッションを披露してきた。14日の戦没者追悼式典で見せた軍服姿にも注目が集まっている。
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陸海空軍の名誉職を務める王女 エリザベス女王不在でも大きな役割
11月11日はエリザベス女王の祖父ジョージ5世が定めた「リメンブランス・デー」。当時は第一次世界大戦で亡くなった人々の慰霊を目的としていたが、現在の対象は戦争で亡くなったすべての人々に拡大されている。一番近い日曜日にあたる14日の「リメンブランス・サンデー」には、慰霊碑に花輪を捧げる追悼式典が行われた。
そこで英雑誌「ハロー」は、この式典に参加した王女に注目。英国海軍の帽子をかぶり、ゴールドのボタンが着いた軍用のロングコートとズボン、左胸にはリメンブランス・ポピーを着け、慰霊碑に敬礼する姿を紹介した。
王女と英国軍との関わりは深く、陸海空の各軍で提督、将軍、航空幕僚長の名誉職を保持している。中でも海軍との歴史は古く、1974年に王立婦人海軍の最高司令官に就任し、2012年には将官の地位も拝命した。同じく海軍出身で、4月に逝去した父フィリップ殿下の「お気に入り」とされていた王女だけに、王室の中でも海軍への思いは人一倍強いようだ。
2002年に執り行われたエリザベス王妃(クイーン・マザー)の葬儀には、海軍少将の軍服で参列。1588年のエリザベス1世以来、公衆で軍服を着る初めての女性王族となった。
この式典には毎年軍服で出席している王女。母エリザベス女王がぎっくり腰のため急遽欠席する中、変わらぬ凛とした姿を見せた。同誌は「アン王女の役割を考えると、より特別なものとなった」と今回の式典における存在感の大きさを指摘している。
(Hint-Pot編集部)