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エリザベス女王の長女 堅実な人柄は服選びにも “強め”コーデを支える地元店とは
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15日に71歳の誕生日を迎えたエリザベス女王の長女、アン王女。五輪イヤーの今年は、モントリオール五輪に出場したオリンピアン、そして英国オリンピック委員会の総裁としてひときわ強い存在感を放っている。そうした状況もあってか、公務ファッションもやや“強め”のコーデが増えたようにも。その背後には、堅実な王女に選ばれた地元ブランドの存在があるようだ。
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特別な割引など受けずすべて定価で購入
アン王女の公務ファッションは近年、かなり多彩になっている。母エリザベス女王に同行する公務では控えめなスタイルを選んでいるが、単独では“強め”のカラーとデザインが増えているようにも。しかしいずれのコーディネートも、髪を美しく結い上げ、毅然とした表情と優雅さを崩さない王女には見事なまでにフィットしている。
王室関連の動画コンテンツメディア「トゥルー・ロイヤリティTV」のニック・バレン氏は先日、「彼女(アン王女)の目に見える彼女は国で働く公務員であり、必要なことをしているだけ。そして、彼女にとってそれはスターの地位ではなく、彼女が非常にうまくやっている仕事なのです」と述べた。そうした意識はやはり、普段のショッピングにも表れているらしい。
英雑誌「ハロー」が掲載した記事によると、最近の“強め”コーディネートにはある地元ブランドの存在がある。それは、グロスターシャー州ギャトコム・パークの私邸からさほど離れていないホースレイの町で設立された「Shibumi」だ。
ルース・ギースさんが設立したこのブランドは、複雑で高級な素材を使ったオーダーメイドが専門。廃棄物などを出さず、環境に優しく作られているという。王女が実際に購入したアイテムとしては、6月の「ロイヤルアスコット」で着用したイエローのコートドレスなどがあるそうだ。
ブランドのマーケティングマネージャーなどを務めているソフィー・マーティンさんは同誌に対し、「私たちのアイテムは、彼女が通常好んで着ているものより少し大胆かもしれません。彼女のワードロープに少し変化があったと思われることは、とても素敵だと思います。ネット上を見てみると、それに対してのフィードバックは素晴らしいものばかり。多くの人がポジティブに反応しています」と語った。
また、王女が「Shibumi」での購入を決めた理由も、王女らしいといえる。ソフィーさんは「彼女(アン王女)が私たちから購入することを決めた理由がとても素敵なんです。それは、私たちのショップが彼女の地元にあり、(彼女の家から)15分くらいしか離れていないから」と語り、王女が特別な割引など受けずすべて定価で購入していることも明らかにした。
ちなみに、これまで王女が購入したアイテムはまだすべては披露されておらず、ブランド側にもいつどれを着るのか必ず事前に通知されるわけではないという。ブランドとしても楽しみに待っている状況だそうだ。地元ブランドを颯爽と着こなす王女の姿は、ロイヤルファンにとっても楽しみの1つになるだろう。
(Hint-Pot編集部)