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ブロッコリーがタイの伝統文化でタカに大変身 驚きの作品にネット騒然 「素晴らしすぎ」
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野菜や果物に草花などのモチーフを彫刻するタイの伝統文化「タイカービング」をご存じでしょうか。2009年には「日本タイカービング協会」が設立され、国内でもその人気が年々高まっています。現在ツイッター上では、ブロッコリーを見事なタカへと彫り上げた作品が大きな話題に。制作者のgaku(@gaku_carving)さんに話を伺いました。
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タイカービング歴10年 タカはデッサンなしで作成
まるで今にも羽ばたきそうな緑のタカ。ブロッコリーの茎が頭と翼に変身し、くちばしや羽、後頭部の毛並みなどのディテールが忠実に再現されています。そのクオリティーはとても元がブロッコリーだったとは思えないほど。
gakuさんは野菜や果物に彫刻された模様の美しさに魅了され、10年前から制作活動を開始。今回の作品はわずか3時間ほどで作り上げたそうです。使用した道具は「カービングナイフ」と呼ばれる専用のナイフだけとのこと。しかも、制作前にデッサンをするといったデザインを構想するプロセスはなし。「タカは何度も作っているのでデッサンは必要ありません」と語ります。
今回の作品におけるこだわりを聞いたところ、「ブロッコリーらしさを残すために、翼の先などにつぼみを残しました」とgakuさん。素材の特徴を生かすことは特に重要な要素だそうです。アボカドなら種を見せ、リンゴであれば茎を残すなど、「(作品を)見た時に考えなくても、何の素材で作られているか分かるようにしています」と、作品の核を成す部分について解説していただきました。
gakuさんが「ブロッコリーでタカ 娘に『すごーい!』言われ喜んでます」とメッセージを添えて作品の写真を公開すると、瞬く間に26.4万件もの“いいね”が集まりました。また、リプライ(返信)欄には「すごい技術ですね!」「一瞬ヒスイとかの石を彫って作ったものかと見間違えました」「ブロッコリーもこうなるとは予測しなかった展開だったでしょう」「素晴らしすぎて食べるのがもったいない」といった反応が寄せられ、驚愕する人が相次いでいるようです。
投稿に寄せられた大きな反響について気持ちを伺ったところ、gakuさんは「自信作はバズらないけど、これがバズるんだ」と苦笑い。ちなみに、自信作はカゴ状に彫られたニンジンの中に同じくニンジンで作られた小さなボールが収まっている何ともテクニカルな作品です。
今後もgakuさんが作り上げるあっと驚く作品の数々から目が離せませんね。目で楽しんだ後は料理に使っておいしくいただける一石二鳥の趣味。この冬にチャレンジしてみては?
(Hint-Pot編集部)