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憧れの生木クリスマスツリー 今年こそ飾ってみる? 設置時の注意点やお手入れ法は

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

購入からお手入れ、処分まで事前にしっかりと考えて

 とはいえ、実際の購入にあたって気になるのはそのお手入れ。ツリーとはいえ生の植物を飾るわけですから、放っておくわけにはいきません。そこで参考にしたいのが、生木ツリーの扱いで“大先輩”といえる英国。英大衆紙「ザ・サン」などが設置とお手入れのコツを紹介しています。いくつかの項目をピックアップしてみましょう。

○持ち帰ったら保護ネットをすぐに外し、数時間外に置いてから室内に持ち込む
 これは木が自然な形に落ち着く時間を与えるためだそう。

○木の下部分を数センチほどノコギリで切り落としてから専用のツリースタンドに
 このツリースタンドは木が必要とする水分を与えるものです。木の高さや大きさによって必要とするサイズが異なりますので、生木を購入したショップに相談しつつ適したサイズを選びましょう。

○涼しい場所に設置する
 乾燥が大敵のため、暖房器具や除湿機の近くは適していないそうです。また、エアコンの風が当たる場所も同様。同紙は窓の真正面もNGとしています。なぜなら、部屋の日当たりが悪くなり、暖房の効きが悪くなるからとのこと。

○ツリースタンドには毎日水を注ぐ
 生木ツリーは1日に多くの水を吸収します。もし水がなくなってしまうと幹の底面(水を吸う場所)が樹液で固まってしまい、吸収が難しくなるそう。そのためツリースタンドに毎日水を注ぐ必要があります。また、臭いがする場合は水の交換を。

 さらに、木の葉(針)を湿らせておくためにスプレーで乾燥防止剤を塗布する方法や、水にアスピリンを1 錠落とすことで新鮮さが蘇るとの豆知識も。また、ツリーの電飾も普通の電球よりLEDライトを使った方が乾燥は遅いそうです。古い電飾を使い続けている場合は、ツリー購入と併せて買い換えてみるのも一案ですね。

 ウェブメディア「ウェールズ・オンライン」は、選び方について解説。ポイントは色(全体を見て灰色や茶色の部分がないかをチェック)、針(たくさん落ちているものは鮮度が低い)、販売店で置かれている場所(部分的でも日陰に置かれているものは室内に運んだ際でも環境への適応が比較的容易)だそうです。

 選ぶ際も設置後もなかなか手間がかかる生木ツリーですが、室内に大きな植物を飾ると考えればごく当然といえます。また使用後の処分は、各自治体の規定に従い粗大ゴミとして回収を依頼するか、バーベキューや焚き火用にリサイクルするなどの手間も必須。勢いでの購入は避けて、クリスマスが終わった後のことまでしっかり計画しておきましょう。

(Hint-Pot編集部)