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被災地に電話がつながらない…そんな時の「災害用伝言ダイヤル」 知っておきたい使い方

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

災害に備え災害用伝言ダイヤルを今一度確認しておきたい(写真はイメージ)【写真:写真AC】
災害に備え災害用伝言ダイヤルを今一度確認しておきたい(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 災害発生のニュースを見た時、家族や親戚、友人などが居住する地域ではないかととっさに確認した覚えはありませんか? 自身が災害に遭遇した際も、誰かに状況を伝える必要があるでしょう。しかし、携帯端末や自宅の電話も災害の影響で不通になっていることが……。そこで覚えておきたい連絡手段が、NTT提供の「災害用伝言ダイヤル」です。ツイッター上で話題になった“使い方チャート表”や基本的な仕組みをご紹介します。

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加入電話や公衆電話以外でも利用できるサービス 体験利用提供日も設定

 1995年阪神・淡路大震災、2011年東日本大震災といった大地震だけでなく、台風や集中豪雨などによる災害もたびたび発生しており、被災者の安否確認を必要とする機会がいつどこで生じるかは予測ができません。

 NTT東日本と西日本が提供する「災害用伝言ダイヤル」は、被災地とその他の地域の伝言を録音・再生するサービスです。その他にも、スマホやタブレット対応型の「災害用伝言版」、さらにインターネットで利用できる「災害用伝言版(Web171)」のサービスも提供。また、一部の携帯各社も同じようなサービスを用意していますので、公式ウェブサイトなどで確認してみましょう。

 とはいえ、どんなに優れたサービスを提供してもらっても、いざという時にその利用方法が分からなければ困ったことに。そこで警視庁警備部災害対策課のツイッター(MPD_bousai)は、NTT「災害用伝言ダイヤル」の使用方法を“チャート形式”でわかりやすく紹介しました。

 NTTが「災害用伝言ダイヤル」のサービスを提供するのは、災害発生時に安否を気遣う通話が増加し、被災地に電話が繋がりにくくなった時。このサービスを利用できる電話には加入電話や公衆電話だけでなく、INSネット、ひかり電話などがあります。

 サービスの利用はまず、「171」(いない)に電話をかけます。伝言を録音する場合は「1」をプッシュし、自分の電話番号を登録。さらに「1」を押して「ピッ」と音が鳴ったら30秒以内のメッセージを入れ、通話を終了します。

 また、録音されたメッセージを聞きたい場合は「171」をかけた後に「2」を押し、被災者などの電話番号を入力して「1」をプッシュ。伝言メッセージが入っていれば録音されたものを聞くことができます。サービスを介して、複数の方が被災者のメッセージを聞くことができるシステムです。

 必要に応じて随時提供されるサービスですが、災害時以外でも体験利用提供日が設定されています。毎月1日、15日、正月3が日の1月1~3日。さらに「防災期間」(8月30日午前9時~9月5日午後5時)、「防災とボランティア週間」(1月15日午前9時~同21日午後5時)に利用が可能です。

 警視庁警備部災害対策課でも「実際にダイヤルし身近な人と一度使用方法を確認してみませんか」と呼び掛けています。災害時に備え、体験利用してみてはいかがですか。

(Hint-Pot編集部)