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帰省でチェック! 高齢の親が巻き込まれやすいトラブル 消費者庁が注意喚起
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お財布の紐がゆるみがちな年末年始。特殊詐欺が増加する傾向にあるため、高齢の親と離れて暮らしている子どもには心配な季節でもあります。そこで消費者庁の公式ツイッターは、「高齢者に多い消費トラブル」を分かりやすい表にまとめて公開しました。年末年始の帰省を利用し、両親や地元の高齢者が不審なトラブルに巻き込まれていないかをきちんと確認するよう注意を促しています。
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不審なことがあればすぐに「188」へ電話を!
今年の年末年始、帰省を希望している人は少なくないようです。株式会社NEXERが運営するトレンドリサーチの調査によると、12月上旬時点で「帰省する予定」と答えている人は518人中39.4%、「まだ分からない」と答えた人は16.4%。合わせると55.8%が帰省を検討していることになります。
もちろん、新型コロナウイルスの流行状況をみて決定を下したいところ。ただし一方で、帰省は実家の状況を確認するチャンスでもあります。高齢の親と離れて暮らしていると、体調の変化だけでなく、押し売りや振り込め詐欺などといった犯罪に巻き込まれていないかなども注意深く見守る必要があるからです。
そこで消費者庁の公式ツイッターは9日、年末年始に帰省する人へ向けて「高齢者に多い消費トラブル」を表にまとめて投稿。注意を促しました。表で挙げられているトラブルは大きく6つです。
○身に覚えのない請求をされる「架空請求」
○最近相談が増加しているというインターネット通販などでの「定期購入」
○一方的に商品を送り付けられる「送り付け商法」
○「インターネット回線」契約に関するトラブル
○「偽サイト・不審サイト」による詐欺
○虚偽の情報で契約を結ばせる「不要なリフォーム・点検商法」
また、もしも不審なことがあれば、消費者ホットライン「188」に相談してほしいという呼びかけも。これは全国共通の電話番号で、地方公共団体が設置している消費生活センターや消費生活相談窓口を案内してくれます。
新型コロナウイルスに便乗した詐欺も増えている現在、帰省の際には手口を見破るための知識を家族で確認してみてはいかがでしょうか。怪しいと感じた時にはすぐに188番へ連絡するといった対処法も見直してみましょう。
(Hint-Pot編集部)