どうぶつ
27キロの元保護犬を全力抱っこ! “甘えん坊スイッチ”が入る微笑ましい理由とは
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どれだけ大きくなっても、ペットが「甘えたい」と愛情表現をしてくれるのは“飼い主冥利”に尽きる瞬間。その愛を全身で受け止めてあげたくなりますよね。ツイッター上では現在、まるで小型犬のように甘える黒いラブラドールレトリーバーの写真に注目が集まっています。“甘えん坊スイッチ”が入ってしまう理由は、何とも微笑ましいものでした。飼い主さんから伺った話をご紹介します。
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飼い主さんたちが仲良くする姿を見ると“甘えん坊”モードに
椅子に座った飼い主さんにもたれかかり、優しい眼差しでカメラを見つめるのは「レオ」くん。1歳10か月の男の子です。お迎え当初の体重は20キロだったそうですが、現在は27キロまで成長。大きな体とは裏腹に、醸し出している雰囲気は甘えたい盛りの赤ちゃんのようです。
飼い主さんはこの日、パートナーさんと一緒にリビングでテレビを観ながら談笑していたそう。すると、2人の様子が気になったレオくんは「自分も交ぜて」とでも言うように、飼い主さんの元へ近寄ってきました。そして飼い主さんが抱っこしてあげると、レオくんはすっかり落ち着いたのか、そこから降りなくなってしまったとのこと。
レオくんは飼い主さんカップルが仲良くしていると、必ず2人の間に割って入ってくるそう。その様子が愛おしく、飼い主さんはあえてレオくんの前でパートナーさんとハグをすることも。するとレオくんはパートナーさんをライバル視し、体当たりすることもあるのだとか。飼い主さんは「完全にやきもちですね」と笑います。最終的には、飼い主さんとパートナーさんで両サイドからレオくんに抱きつき、“3人”でじゃれ合って遊ぶそうです。
ただ、大変なのはここから……。いざ抱っこするとレオくんが自分から進んで降りることはなく、時に飼い主さんの肩の上にアゴを置いたまま寝てしまうこともあるそうです。30キロ近いレオくんの体を支える飼い主さんは「息苦しくて下手すると窒息しそうなのですが、腹筋に力を入れて必死に耐えています」と苦笑い。それでも飼い主さんはレオくんを毎回優しく抱っこしてあげます。
「だってめちゃくちゃかわいいんです。親バカですみません」
レオくんが小型犬のように甘える姿は、大きな反響を呼びました。ツイッターに投稿した写真は1万件もの“いいね”が集まった他、「人の赤ちゃんみたい……」「永遠のベビー」「顔がたまらなく好き」といったリプライ(返信)が寄せられるなど、メロメロになる人が続出しているようです。
また飼い主さんも今回の反響に「レオさんのかわいさに1万人もの方が同意してくれたのだと思うと、めちゃくちゃうれしいです!!!」と喜びを語っています。
生後4か月頃に飼育放棄されたレオくん 今ではどんな時も“3人”一緒
飼い主さん宅で幸せに暮らすレオくんですが、生後4か月頃に飼育放棄されたつらい過去があります。前の家庭での生活が始まったのは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により緊急事態宣言が初めて発令された昨年4月。しかし、当時の飼い主さんは、想像以上に早く成長してパワフルになったレオくんの面倒を見切れなくなり、手放してしまったのだそう。
飼い主さんはそんなレオくんと里親募集サイトを通じて出会い、生後7か月のタイミングでお迎えしました。今ではどこへ行くにも“3人”一緒。幸せな日々が続いています。レオくんの普段の様子はインスタグラム(happy_labrador_leo)でも見ることができますよ。
○取材協力:黒ラブのレオさん(@happy_lab_leo)さん
(Hint-Pot編集部)