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「冬至にカボチャを食べると風邪をひかない」の由来とは 選び方と切り方のコツも

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

冬至にカボチャ煮を食べる地域は多い(写真はイメージ)【写真:写真AC】
冬至にカボチャ煮を食べる地域は多い(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 一般的にカボチャは夏から初秋に収穫される野菜です。数か月保管するとほどよく水分が抜けて味が濃くなるので、ちょうど今がおいしいシーズンといえます。また「冬至に食べると風邪をひかない」との言葉もおなじみですね。12月22日の冬至を前に、カボチャの栄養価や豆知識について栄養士の和漢歩実さんに話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

「カボチャ」の名の由来は国の名前?

 カボチャが日本にやってきたのは16世紀半ば、戦国時代の頃と考えられています。九州地方に漂着したポルトガルの船によってもたらされたようです。“カンボジアから持ってきたウリ”ということから「カボチャ」と名付けられたとも。

 また、唐(中国)から伝来したという意味の「唐茄子(とうなす)」や、中国語名がそのまま使われた「南瓜(なんきん)」などと呼ばれることもあります。原産地は諸説ありますが、中南米で発見され、コロンブスがヨーロッパに持ち帰ったことで世界に広まったとする説が有力のようです。

 現在の日本で主に栽培されているもには、水分が多くねっとりとした食感の「日本カボチャ」、ホクホクして甘味のある「西洋カボチャ」、加熱すると麺状にほぐれる「ソウメンカボチャ(金糸瓜)」や姿がキュウリに似ている「ズッキーニ」、ハロウィン観賞用のおもちゃカボチャなどの「ペポカボチャ」があります。

冬至に食べると良い理由 栄養価とは

日本カボチャの「ハヤト」(写真はイメージ)【写真:写真AC】
日本カボチャの「ハヤト」(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 カボチャは収穫後に保存がきき、その栄養を損なわないことから、昔は冬の時期の貴重な緑黄色野菜として重宝されてきました。「冬至に食べると風邪をひかない」という言葉は、カボチャの栄養価を摂取して、寒い時期を健やかに乗り切る先人の知恵から生まれたものだといえるでしょう。

 日本食品成分表2020年版(八訂)によると、カボチャにはビタミンエース(ACE)と呼ばれる抗酸化三大ビタミンが含まれています。それぞれに期待できる効果を見てみると、風邪が気になる季節に心強い栄養素が揃っていることが分かるでしょう。特に流通量の多い西洋カボチャには、たっぷりと含まれています。

○ビタミンA:粘膜を強くしウイルスの侵入を防ぐ効果
○ビタミンC:ウイルスへの抵抗力と回復力を高める効果
○ビタミンE:体の酸化を防ぐ効果

 日本カボチャと西洋カボチャの主な栄養価(100グラム、生)は次の通りです。煮物など小鉢で使う1人前は150グラムが目安。ただし、以下は調味料などを含まない数値なので、食べすぎには注意しましょう。

○エネルギー量と水分
日本カボチャ 41キロカロリー、86.7グラム
西洋カボチャ 78キロカロリー、76.2グラム

○炭水化物(うち食物繊維)
日本カボチャ 10.9グラム(2.8グラム)
西洋カボチャ 20.6グラム(3.5グラム)

○βカロテン
日本カボチャ 700マイクログラム
西洋カボチャ 3900マイクログラム

○ビタミンC
日本カボチャ 16ミリグラム
西洋カボチャ 43ミリグラム

○ビタミンE
日本カボチャ 5.1ミリグラム
西洋カボチャ 6.3ミリグラム

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