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茶トラねこが柴犬のおみみを“ちょいちょい” 特別な絆で結ばれた2匹の感動物語

著者:Hint-Pot編集部

耳で遊ぶことに夢中なちまきくん(左)とまったく気にしていないエンくん(画像はスクリーンショット)
耳で遊ぶことに夢中なちまきくん(左)とまったく気にしていないエンくん(画像はスクリーンショット)

 ねこは自由奔放、いぬは忠実で従順……そんなイメージを抱いている人も多いでしょう。性質が異なると思われるねこといぬですが、種を超えたふれあいには何とも言えない微笑ましさがありますよね。今年5月にインスタグラムで反響を呼んだ茶トラの子ねこと柴犬の動画も、そんな瞬間の一つでした。そして、このかわいい姿を見せてくれた2匹の間には、感動のドラマがあったようです。

 ◇ ◇ ◇

ちょっかいに夢中な茶トラねこと“されるがまま”の柴犬 2匹にメロメロになる人が続出

 茶トラの子ねこが柴犬のおみみにちょっかいを出している動画が、インスタグラムで話題を呼びました。茶トラの子ねこは「ちまき」くん、穏やかな表情を浮かべて“されるがまま”の柴犬は「エン」くんです。ちまきくんのわんぱくさに見ている側は心配になりそうですが、エンくんはまったく気にする素振りを見せません。すべてを温かく包み込んでいるようです。

 今年3月、残念ながらエンくんは16年の生涯を終えました。話題になったこの動画は約7年前に撮影されたものです。

 動画から分かる通り、ちまきくんの性格は甘えん坊でフレンドリー。また、飼い主さん宅で一緒に暮らすねこ3匹の「みんく」ちゃんと「陽葵」ちゃん、「咲楽」くんに対する面倒見が良いという、世話好きな一面も持っているそうです。

 対して、エンくんは温厚そのもの。飼い主さんによると、怒った姿を見たのはほんの数回だけだったそうです。診療にあたっていた獣医師さんも、エンくんを「柴犬の着ぐるみをかぶった別の生物」と表現するほどだったとか。

 2匹の動画は、現在までに4400を超える再生回数を記録しています。さらに、コメント欄には「ニヤニヤしながら見てしまった」「かわいくてずーっと見ていられます」「とっても癒やされます」「天使と菩薩」といった反応が寄せられ、メロメロになる人が続出しているようです。

保護犬と保護ねこだった2匹 お互いを思い合う特別な関係に

 エンくんとちまきくんは元保護犬と元保護ねこ。エンくんは、車にはねられ瀕死の重傷を負っていたところを飼い主さんに保護されました。手術が無事に終わり、入院後半年間ほど新しい飼い主さんを探しましたが見つからず。飼い主さんがお迎えすることを決めたそうです。その時に「これも何かのご縁」と感じたことから、「エン」と名付けられました。

 そしてちまきくんは、エンくんの散歩コースだった公園で産まれていたところを飼い主さんに保護されました。その姿を見た瞬間に「ちまき」というお名前が思いついたといいます。

 ちまきくんが飼い主さん宅にやってくると、エンくんは毛づくろいをしたり遊んであげたりと、いっぱいかわいがってあげたそう。ちまきくんはそんな面倒見の良いエンくんに甘え、実の親のように思っていたのか常にべったりとくっついていたそうです。

 エンくんが年を取り介護が必要になると、今度はちまきくんがお世話をする側に。毎日エンくんの毛づくろいをして、咳が聞こえるとエンくんの元へ飛んでいきました。飼い主さんはその甲斐甲斐しい様子を、「自分を育ててくれたエンに(ちまきくんが)恩返しをしているようでした」と語ります。

 しかし、そんな2匹にもお別れの時が。今年3月にエンくんが虹の橋を渡ってしまうと、ちまきくんは暗いところに入り込んでごはんを食べなくなり、すっかり憔悴してしまいました。エンくんの存在を近くに感じたかったのか、夜は必ずエンくんの服の上で寝ていたそう。また、飼い主さんが車の中にあったエンくんのリードと首輪を持っていると、駆け寄ってきて体をすり付けることもあったといいます。

 心に負った深い傷が心配されたちまきくんでしたが、その後は獣医師さんのフォローにより心身ともに回復。今ではすっかり元気な姿を取り戻しています。運命的な出会いを経て、固い絆で結ばれた2匹。エンくんにはこれからも、天国からちまきくんを温かく見守っていてほしいですね。

○取材協力:エンとスイスと4猫ちゃん(shibainu.en)さん

(Hint-Pot編集部)

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