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漫画

“完全に泣いた”? 客観的な口調で振り返る3歳児を描いた漫画に爆笑 「大人の男」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:まぼ(@yoitan_diary)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:まぼ(@yoitan_diary)さん】

 子どもが突然、教えたことのない大人びた言葉遣いで親を驚かせること、ありますよね。あどけない表情にマッチしないしゃべり方をされると、思わず笑ってしまうものです。そんな実体験を母親目線で描いた漫画が話題になっています。作者のまぼ(@yoitan_diary)さんに話を伺いました。

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母親と布団に入った長男のよいたん その口調に爆笑する人が続出

 3歳の長男「よいたん」と0歳の長女「しおさん」を育てながら、ツイッターやインスタグラム(yoitan_diary)で育児日記として漫画を公開しているまぼさん。今回、微笑ましいエピソードを提供してくれたのは、よいたんです。

 ある夜、まぼさんはよいたんと一緒に布団に入っていました。すると、よいたんが「ちょっと前の話なんだけどさ」と、自身の体験を振り返り始めたといいます。

 ある女の子の友達に「しょくぱんまんのおもちゃ」を貸したよいたん。すると、友達はそれを気に入ったのか、しばらく使い続けたそうです。そこで「そろそろ僕も使いたい」と思ったよいたんは、友達に自分の気持ちを伝えたそう。ところが、そこで「やだ」と言われてしまいます。

 親であれば、そこでよいたんがどのような行動に出たのか、当然気になるもの。まぼさんが「その時、よいたんはどうしたの?」と聞いてみると……愛息は「あの時は完全に泣いてたねw」と振り返ったのだとか。その様子にまぼさんは「ずいぶん客観的に語るじゃん……」と思ったそうです。

 会話をする2人の表情も面白おかしく描かれているこの漫画。まぼさんが「めっちゃ泣いたらしい」と一言添えてツイッターに投稿すると、2.9万件の“いいね”が集まるなど話題になりました。爆笑する人が続出し、リプライ(返信)には「どこで覚えたんだろ、その語り口調……」「よいたん大人の男」「こういう会話できるのいいなあ」「見習いたいメンタルの強さ……」といった声が上がっています。

よいたんの大人っぽい発言は「たくさんの人を見て育ったことも大きい」

 他の漫画では、よいたんが声優の歌声を聞き分けたり、「アンパンマン」の作者を「やなせたかし先生」と発言したりと、“オタクの素質”があることも描かれています。また、配偶者さんのチャーミングな一面を知ることができるものも。作品へのこだわりなどをまぼさんに伺いました。

Q. 今回の漫画を描こうと思ったきっかけを教えてください。
「寝る前に息子とお話をして寝ることが多いのですが、クスッと笑える出来事だったので、漫画にしようと思いました」

Q. よいたんくんは大人っぽい発言も魅力の一つですね。なぜそのように立派に成長したのか、心当たりはありますか?
「確かに大人っぽい発言をすることが多いですが、親の影響というよりも、たくさんの人を見て育ったことも大きいかもしれませんね。コロナの影響により保育園が休園となり、自宅で保育をすることになった時、親が仕事の電話やオンライン会議などをしているのをそばで聞いていたので、その頃から大人びた発言が増えてきました」

Q. 声優の歌声の聞き分けや「やなせたかし先生」という発言など、立派なオタクでもあるよいたんくん。ご両親も同じなのでしょうか。
「私も夫もあまりオタクっぽいタイプではありません。結構飽きやすかったり、一つのことに熱中したりすることがありません。ですが、息子があまりにもアンパンマンが大好きなので、これに関しては両親も相当入れ込んでオタ活をしています」

Q. 妹のしおさんが生まれてお兄ちゃんになり、何か目に見えて変わった部分はありますか?
「時々ですが、『大人チーム』としてしおさんをお世話してくれることがあります。とってもうれしいし助かりますが、3歳らしく等身大の姿でのびのびと育ってくれたらな、とも感じます」

Q. 作品を拝見していると、配偶者さんにもチャーミングな発言や行動が多いように思えます。どのようなキャラクターの方なのでしょうか。
「夫もチャーミングでキュートな人間です。非常に心が広く、他人に怒ったりしないタイプなので、私も救われています。息子のことも娘のことも溺愛しております」

Q. 母親業と漫画執筆の両立で得たもの、逆に大変なことや苦労していることなどを教えてください。
「母親業だけだと、育児は大変なことが多すぎてつぶれてしまっていたかもしれません。育児で起きた珍事や愚痴を漫画に昇華することでどうにか生き延びております(笑)」

(Hint-Pot編集部)