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ウイリアム王子が毎年鑑賞するクリスマス映画は? 食いしん坊の顔もユーモラスに語る
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イルミネーションやツリー、音楽など、ムードを盛り上げる要素が数多く存在するクリスマス。映画の世界でも「クリスマス映画」は一ジャンルを築いており、英米や欧州などではお気に入り作品に関する話題も定番だ。そこで注目を集めているのは、ウイリアム王子が先日出演したラジオ番組で明かしたお気に入り作品。英国民にも高い人気を誇る一本だったという。
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クリスマスで非常に重要なものは「食べ物」とも
クリスマスを題材にした欧米の映画といえば、古くは『素晴らしき哉、人生!』(1946)から日本でもおなじみの『ホーム・アローン』(1990)や『ラブ・アクチュアリー』(2003)など、長年鑑賞されている名作が多い。時代やテクノロジーがどれだけ変化しようとも、クリスマスの伝統や愛を大切にする気持ちは変わらないことの表れだろう。
英国のロイヤルファミリーも、クリスマスの伝統を重んじる“家族”として知られている。今年も昨年に続いて中止となったが、エリザベス女王がクリスマス休暇を過ごす私邸サンドリンガム・ハウスにメンバーが集まり、揃って礼拝に出席する姿はコロナ禍前の定番だった。そうした英王室のクリスマスに“映画”が入り込む余地はあるのだろうか?
ウイリアム王子は先日、ロイヤル・マースデン病院のラジオ局「ラジオ・マースデン」に出演。お気に入りクリスマス映画は『エルフ~サンタの国からやってきた~』(2003)だと明かした。「とても面白いです。私は毎年クリスマスになると観ています。今でも笑ってしまいますね」と語る様子からは、かなりお気に入りであることが分かる。
米独合作の本作は、北極にあるエルフ(小さな妖精)の居住地で“普通のエルフ”として育てられた人間の「バディ」が主人公。赤ちゃんの時にいた孤児院で、サンタクロースの袋の中に入ってしまったことがそのきっかけだ。無事に30歳まで成長するが、体のサイズがエルフたちのほぼ倍とあって生活は苦労の連続。そんな中、米ニューヨークに実の父がいると知り、長い旅を経て到着するが……。
ファンタジーであり最高のコメディでもあるが、クリスマスだからこその普遍的なテーマもしっかりとドラマチックに伝える良作。“ギリギリのところで憎まれない”バディ役を好演しているのは、米有名コメディアンのウィル・フェレルだ。身長190センチ超の長身でかわいいエルフの衣装を見事に着こなしているが、そういえばウイリアム王子も190センチ超。チャーミングな笑顔という共通点もある。
また、このラジオで王子は、自身にとってクリスマスで非常に重要なものは「食べ物」とも告白。「クリスマスになると、ついたくさん食べてしまうんです。七面鳥やソーセージ、そしてワイン。それらをもうちょっとだけ楽しもうと思っても、お腹の中にはいつもスペースが少しだけしか残っていないんですよ」とユーモラスに語っていた。
(Hint-Pot編集部)