Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

どうぶつ

ボロボロだった元保護ねこ トンネルで俊敏に遊ぶ姿に驚きの声が続出 「一瞬何が起きたのか」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

お寺の住職が保護 動物好きを思い出し飼い主さんへ連絡

 今回の動画で機敏な動きを見せてくれたこたろうくんですが、かつてはボロボロの状態で保護された元野良ねこでした。

 こたろうくんを保護したのは、静岡にあるお寺の住職さん。飼い主さんが聞いた話によると、こたろうくんは4年以上にわたって過酷な生活を強いられていたそうです。そのため、保護直後は猫エイズで陽性反応がみられた他、皮膚病を患っていたためシッポの毛は抜け落ち、お腹には条虫が寄生していたといいます。

 そんな厳しい健康状態にあったこたろうくんですが、お寺の近隣ではお迎え先が見つからず。そこで、住職さんが飼い主さんの動物好きを思い出して連絡。こたろうくんと対面を果した飼い主さんは「外で過酷な生活をしてきたと思うから、残りの時間をゆっくり楽しく過ごしてもらいたい」と考え、お迎えを決意したといいます。

 かっこいいお名前は、一時的に保護していた方から事前に写真を見せてもらった際、そのキリっとしたおかおから思い浮かんだそうです。

たった1つのお気に入りのおもちゃだけで遊ぶという“こだわり派”

こたろうくんが気に入っている唯一のおもちゃで遊ぶ様子。飼い主さんは壊れた時のためにストックを用意【写真提供:こたぽん(@kotapom76)さん】
こたろうくんが気に入っている唯一のおもちゃで遊ぶ様子。飼い主さんは壊れた時のためにストックを用意【写真提供:こたぽん(@kotapom76)さん】

 そうして飼い主さんにお迎えされ、現在は東京で元気に過ごすこたろうくん。今回のアグレッシブに遊ぶ姿から普段はいろいろなおもちゃで遊んでいると想像できそうですが、実は真逆だといいます。

 飼い主さんによると、お迎え当初からさまざまなおもちゃを試し遊ぼうと誘ったそうですが、こたろうくんは反応せず。飼い主さんは「元野良ねこなので、おもちゃでの遊び方を知らなかったのかもしれません」と推測します。

 しかし、その後ある1つのおもちゃが気に入るように。それはブラウンのふわふわボールにフェザーが付いたねこじゃらし。お迎えから半年が経った頃、こたろうくんはこのボール部分を追いかけるようになったといいます。お迎えしてからすでに4年が経つそうですが、こたろうくんが気に入って遊ぶのはこのおもちゃだけ。そのため、飼い主さんは壊れた時のために同じものを4つストックしているそうで、現在こたろうくんが遊んでいるのは2代目なのだとか。

 ボロボロの健康状態から、お気に入りのおもちゃで元気に遊べるようにまでなったこたろうくん。安心できる生活を与えてくれた飼い主さんとともにこれからも楽しい毎日を過ごしてほしいですね。こたろうくんの普段の様子はツイッターの他、インスタグラム(kotapon_76)でも見ることができますよ。

○取材協力:こたぽん(@kotapom76)さん

(Hint-Pot編集部)