現在、日本国内では来年2月に開幕する北京冬季オリンピック（五輪）の出場権を懸けた「全日本フィギュアスケート選手権」が開催中。最高の演技を見せて大舞台への切符を掴もうと、各選手ともにリンクで熱い戦いを繰り広げています。SNS投稿からこの機会に注目してほしい選手など紹介する「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は、フィギュアスケートで2度の冬季五輪出場を果たした村主章枝さんに注目。現役時代を彷彿とさせる華麗なジャンプ姿を自身のインスタグラムで公開し、大きな話題を呼んでいます。

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現役引退から7年　現在は振付師として米国で活動

　日本の頂点を決める「全日本選手権」で5度も優勝した村主さん。2002年ソルトレークシティ大会、2006年トリノ大会で2度の冬季五輪出場を果たし、女子シングルでそれぞれ5位、4位の好成績を収めました。他にも世界選手権には何と9度も出場。2003年グランプリ（GP）ファイナルで金メダル、2006年カナダ・カルガリー大会では銀メダルを獲得し、日本のトップスケーターとして活躍しました。

　村主さんの魅力は卓越した表現力。しなやかに伸びる手足や情感あふれる表情での演技は世界でも高い評価を受けました。その特長を生かし、2014年の現役引退発表後は振付師として活動。現在は米国に拠点を移しています。

　そんな村主さんは23日に自身のインスタグラムで2枚の写真を公開しました。場所は米ユタ州の州都ソルトレークシティの南東部に位置するソルトウォッシュ。広大な渓谷が広がる絶景をバックに、黒のダウンジャケットとリブパンツ、白いスニーカーというカジュアルなスタイルで華麗なジャンプを見せています。

　両足こそ折りたたんでいるものの、左手を高く上げ、右手を水平に保ったジャンプ。まるでフィギュアスケートのジャンプの着氷時に決めるようなポーズです。現役を離れて久しい村主さんが見せた、圧巻の跳躍力をとらえた奇跡的なショット。夕焼けが見える中、バックショットで振り返りながら笑顔を見せている2枚目の写真も実に素敵で、村主さんの幸せそうな様子があふれています。

　これにはファンもすぐに反応。「めちゃかわいい～」「素敵なジャンプ」「すごい跳躍力」「心奪われました」といった称賛と驚きのコメントが寄せられました。中には「現役復帰して」といった声もあり、日本女子フィギュアスケート界のレジェンドへの尊敬の念は今でも大きいことが分かります。

　米ラスベガスで車上荒らしの被害に遭ったことをツイッターで報告するなど、決して順風満帆ではなかったという2021年の村主さん。しかし、今回の躍動感あふれる写真を見る限り、前向きな気持ちがうかがえます。華麗なジャンプ同様、来年以降の飛躍が期待できそうですね。

（Hint-Pot編集部）