ライフスタイル
門松や鏡餅を飾るなら28日までに? 今さら聞けない正月飾りの基礎知識
公開日: / 更新日:
クリスマスが終わり、新年はもうすぐそこです。街中のデコレーションも年越しと迎春モードに変わりました。正月飾りは地域ごとにさまざまな種類がありますが、一般的には門松、しめ飾り・しめ縄、鏡餅の3つ。「意味は分からないけれど何となく飾っている」という人も多いでしょう。12月28日までには飾っておきたい正月飾りについて解説します。
◇ ◇ ◇
正月飾りとは いつからいつまで飾る?
そもそも日本のお正月とは、新しい年に実りをもたらしてくれる神様を迎えて祝う行事です。神様を年神様と呼び、元日には各家庭に降臨すると考えられてきました。
「正月飾り」の門松やしめ飾り・しめ縄、鏡餅は、年神様を迎えるための飾りです。新しい年にたくさん福がやってくるよう願いを込めて飾ります。「正月事始め」の12月13日から正月に向けての準備を始めますが、現在はクリスマスが終わった12月26日頃から正月飾りに取りかかることが多いようです。
一般的に正月飾りは12月28日までに飾り終えた方が良いといわれています。29日が語呂合わせで「二重苦(苦立て)」になり、31日は「一夜飾り」で神様に失礼という理由です。間に合わない場合は30日に飾りましょう。
正月飾りを片付けるのは「松の内」が過ぎた時期ですが、地域によって違いがあります。昔は小正月の1月15日までが「松の内」の期間でしたが、現在は1月7日に片付ける地域も。また処分方法は「どんと焼き」を行う神社に納めたり、感謝の気持ちを持って地域のゴミ分類ルールに従って処分したりすることも可能です。