どうぶつ
優しいねこパンチで勝敗つかず…元保護ねこのかわいい動画に愛猫家が注目
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じゃれ合いたい時や不快な時など、感情を表現するねこから飛び出す「ねこパンチ」。ねこ同士のじゃれ合いでよく見かけるパンチは、親和行動の一つと言われています。確かによく見ると、爪を出しておらず本気で攻撃する意思はないことが分かりますよね。ツイッター上では、2匹の元保護ねこによるパンチの応酬を収めた、微笑ましい動画が注目されています。投稿について、飼い主のふれあとカン吉(@flare20200523)さんに話を伺いました。
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「遊んで」とねこパンチをする弟のカン吉くん
「ニャオー」という鳴き声を上げながらねこパンチをしているのは、キジトラの「ふれあ」くんと白黒柄の「カン吉」くん。ふれあくんは推定2歳7か月、カン吉くんは1歳7か月ほどだそうです。
2匹はとても仲良し。ですが、時にねこパンチの応酬になることも。飼い主さんによると、カン吉くんから仕掛けるようで、ふれあくんに遊んでほしい時や2匹の間を扉で隔てた時などに始まるようです。
話題の動画を撮影した日は、扉の向こう側にいるふれあくんの様子が気になったカン吉くんが、右前足を伸ばして左頬をパンチ。突然の出来事に驚いたふれあくんは、顔をしかめながらも応戦し、左前足でパンチを返しています。
飼い主さんは数分続いたバトルを撮影し、「勝敗のないシュールな遊び」という一文を添えてツイッターに投稿。リプライ(返信)には「レフリーいても勝敗つけられないから困ったニャー」「お互い爪を出さずに、そーっとパンチしてるのがほっこりします」「優しいバトルですね。見飽きません」などの感想が寄せられました。
本当の兄弟のように仲良し 保護団体から別々に迎えられた2匹
今は仲が良いふれあくんとカン吉くんですが、実はともに野良ねこ。保護団体の施設で暮らしていたところを、飼い主さんがお迎えしたそうです。
「ふれあは子ねこの時、ネズミ捕りに引っかかっていたところを保護されたそうです。体が粘着物まみれだったと聞きました。保護団体にいた頃は、繊細で優しいがゆえに不器用でちょっとどんくさいため、スタッフさんに愛されるキャラだったようです」
かわいい名前は保護団体で付けられたもの。「元々はカタカナで『フレア』でしたが、お迎え時にひらがなに改名しました」と教えてくれました。
「カン吉は、半年まで保護団体にいたのですが、見た目そっくりな兄弟と一緒に暮らすやんちゃボーイでした。本能のままに生きるザ・弟キャラで兄にも家主にも甘えまくっています。とにかく食いしん坊で、ふれあのごはんを毎回横取りします」
それぞれ別の場所で生まれながら、優しい飼い主さんの元で本物の兄弟のように仲良くなり、信頼し合った2匹。飼い主さんは、ねこパンチで無邪気にじゃれ合う2匹の成長ぶりに目を細めています。
(Hint-Pot編集部)