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今が旬のブリ 背側と腹側で適した料理が違う? DHAとEPAなど豊富な栄養素も

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

注目すべきブリの栄養素 相性の良い食材は?

しょうゆとの相性もバッチリ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
しょうゆとの相性もバッチリ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 青魚であるブリは、脂にDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。これらは不飽和脂肪酸であるオメガ3脂肪酸で、DHAは脳の活性化が、EPAは動脈硬化などの生活習慣病の予防が期待されている栄養素です。

 また、アミノ酸の一種であるタウリンも含まれています。肝機能や心臓機能の強化、コレステロールや血圧のコントロールなどの働きが注目されている成分です。特に血合いの部分に多いと言われています。

 糖質や脂質の代謝で補酵素として働くビタミンB1とB2、アルコール代謝の補酵素のナイアシン(ビタミンB群)も含まれており、お酒の肴に向いているとも言えます。さらには、カルシウムの吸収率を上げるビタミンDも。牛乳や乳製品、小松菜やチンゲンサイなどの青菜類や大豆製品など、カルシウムが豊富な食材と一緒に食べると良いでしょう。

 ブリの刺身や寿司、照り焼き、煮付けなどに使う調味料といえばしょうゆ。ブリには旨味成分のイノシン酸が、しょうゆにはグルタミン酸が含まれるので、カツオ節(イノシン酸)と昆布(グルタミン酸)の「混合だし」と同じような“旨味の相乗効果”が楽しめます。ブリとの相性が良い、まさに“おいしい組み合わせ”と言えるでしょう。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾