からだ・美容
リップクリームは唇の状態で適したタイプが違う? 知っておきたい成分と選び方
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リップクリームを選ぶ際に知っておきたい成分とは
リップクリームを選ぶ時に気になるのが成分。さまざまな種類の中から、自分で成分を見ながら商品を選べると便利ですよね。そこで医薬品と医薬部外品、化粧品でチェックすべき成分をご紹介します。
○医薬品
医薬品のリップクリームは、表で挙げた有効成分5つのうちいずれかを含有しています。ご自身の口唇の状態に合わせて、必要な成分を選ぶと効果を実感しやすいと言えるでしょう。
特に唇の荒れがひどく、ひび割れている場合は、「グリチルレチン酸」や「アラントイン」を含有しているものが良いでしょう。出血を伴う場合は、「セチルピリジニウム塩化物水和物」が入っているものを選ぶと化膿を防げますよ。また、「トコフェロール酢酸エステル」や「ピリドキシン塩酸塩」「パンテノール」のビタミン類は、より早く正常な皮膚に戻るよう促してくれます。
○医薬部外品
薬用リップクリームには、表で挙げた有効成分4つを含むものが多くあります。
医薬品に比べると作用が穏やかではありますが、ひび割れや荒れた唇には「グリチルレチン酸ステアリル」がおすすめ「l-メントール」が入っているものは、人によっては刺激となってしまう場合があるので気を付けてくださいね。
○化粧品
メーカーごとに特徴があるので、デイリーケアで使うには好みで選ぶのが良いでしょう。特に空気の乾燥が気になる今の季節には、しっかり潤いを逃さず閉じ込めてくれるタイプがおすすめですよ。表に挙げた「潤い成分」を含むことが多く、天然由来成分や無香料・無着色・防腐剤フリーの商品もこだわりがある方に人気です。
ちなみに、化粧品は全成分が必ずパッケージに記載されています。成分は含有量が多いものから順に記載(1%以下のものは順不同)されていますので、お手持ちのものがあればチェックしてみましょう。
すでにひび割れや唇荒れが気になる方は、医薬品タイプで早速ケア! ちょっと乾燥してカサカサする方は、「薬用リップクリーム」で日常的なケアを心がけましょう。今は特にトラブルがない方も、化粧品タイプで潤いあるなめらかな唇の維持を。いつかマスクを外して過ごせるその日まで、健やかな唇を目指してケアを始めてみましょう。
(福岡 由麻)