健康・美

唇の荒れ 放置すると重症化も 皮膚科医が解説 3つのNGと正しいリップケア

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:小柳 衣吏子

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唇の荒れが気になる季節(写真はイメージです)【写真:写真AC】
唇の荒れが気になる季節(写真はイメージです)【写真:写真AC】

単なる乾燥から口唇炎や口角炎のリスクも 知っておきたい唇のこと

 本格的な秋冬の乾燥シーズンを前に、今から心がけておきたいのが唇のケア。夏の時期に唇はダメージを蓄積しやすいそうです。エアコンによる乾燥、紫外線といった環境要因、辛い、酸っぱいなどの刺激ある食べ物などの生活習慣要因など唇にとって過酷な状況に。特に今年は、10月に入っても暑い日が続きます。そこで、保湿しているつもりでも、唇の皮がむけやすいという人がうっかりやっている3つのクセ、我流になりがちなリップクリームの正しく塗り方など、東京・港区のアオハルクリニックの院長で皮膚科医の小柳衣吏子先生が解説します。

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 そもそも唇は皮膚と粘膜の移行部だといいます。「顔の肌の皮膚表面には皮脂膜と呼ばれるものがありますが、唇の皮膚の表面には皮脂膜がほとんどありません。皮脂膜がないので、水分が失われやすく、乾燥しやすいのです」と小柳先生は解説します。

「たかが唇のガサガサだから」と乾燥や皮むけなどを放置しておくと、いつも割れがちな唇になり、そこから、ひび割れやただれ、口唇炎や口角炎など重症化の恐れもあるといいます。たとえば、軽い乾燥程度の軽症から、大きく皮がめくれていき、ますます乾燥が強くなると唇が腫れて皮膚との境界部に小さなブツブツが出てくることも。さらには、唇の周りの皮膚まで赤く腫れてくることもあるそうです。そうなると、お化粧どころか、食事や話すことさえも支障が出てきます。

 また、唇が荒れやすいという人は、次のようなクセはないですか? 皮膚科専門医の監修のもと、ユースキン製薬が行ったモニター試験によると、唇あれを起こしやすいクセとして次の3つが考えられるそうです。
 
〇なめる つい舌で唇をペロっとしていませんか
〇かむ  前歯で下唇をかみしめていませんか
〇とじる 唇をぎゅーっととじていませんか
 
 小柳先生によると「唇をなめる、かむ、ギューッととじるというのは、唇の刺激になるNG行動です」といいます。しかもこれらのクセを続けていると、唇荒れがさらなる唇荒れを起こす“唇荒れスパイラル”に陥りやすく、通年において唇がガサガサしているという原因のひとつになるそうです。