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大坂なおみ 勝利目前でまさかの「Sorry」3連発 観客騒然も主審はクールな対応
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スポーツにアクシデントやハプニングはつきもの。しかし、それに直面した時の振る舞いには、アスリートの人間性が表れます。SNS投稿からこの機会に注目してほしい選手や競技などを紹介する「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は今回、女子テニスの大坂なおみ選手のワンプレーにフォーカス。現在開催中のテニス四大大会「全豪オープン」で放った強烈な“ミスショット”と、それに対する周囲の反応が全世界で話題を呼んでいます。
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全豪オープンテニス1回戦での強烈なショットが飛んだ先は…
2018年の全米オープンで四大大会初優勝を飾り、世界のトップ選手となった大坂選手。現在参戦中の全豪オープンは2019年、2021年と2度優勝を成し遂げた相性のいい大会です。昨年はメンタルの不調で一時ツアーから離れていましたが、十分に休養を取って復帰。元気な姿を見せ、世界のファンを楽しませています。
連覇を狙う今大会の1回戦では、マリア・カミラ・オソリオ・セラーノ選手(コロンビア)にストレート勝ち。持ち前のパワフルなショットを繰り出して圧倒しましたが、その試合中にハプニングが起こりました。
大坂選手が第1セットを6-3で奪い、第2セットも5-3でリードして勝利目前となった第9ゲーム。オソリオ・セラーノ選手のサービスに反応した大坂選手は外に切れていくボールを何とか打ち返しました。しかし、完璧にとらえられなかったボールは、相手コートではなくコートサイドの審判台に向けて一直線。打った瞬間にミスを察知した大坂選手は、大声で「Sorry, sorry, sorry」と連呼しました。
ボールは審判台のフレームをくぐり抜け、主審の足を直撃。これには大坂選手も申し訳なさそうな表情を浮かべ、口に手を当てながら再び「Sorry」と漏らしました。しかし、場内が騒然となる中、苦笑いを浮かべた主審は大きくうなずき「But it was hard.」(でも強烈だったわ)と一言だけ“リターン”。観客からは喝采を浴びました。
この一連のプレー映像を欧州衛星放送「ユーロスポーツ」が公式ツイッターで公開すると、とっさに「Sorry」を連呼した大坂選手もさることながら、絶妙な返しで会場を安心させた審判にも注目が集まりました。真剣勝負の中だからこそ生まれるハプニング。こうした人間性が見えるのもスポーツの醍醐味なのかもしれません。
(Hint-Pot編集部)