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最恐刑務所・網走監獄 期間限定の“雪の懲罰房”に「入獄」希望者続出 制作の裏側は

著者:Hint-Pot編集部

「博物館 網走監獄」が20年前から制作する雪の懲罰房【写真提供:博物館 網走監獄】
「博物館 網走監獄」が20年前から制作する雪の懲罰房【写真提供:博物館 網走監獄】

 雪国における冬の風物詩である「かまくら」。地域によっては、期間限定のレストランやバーとしても利用されるなど、楽しみ方が広がっています。そんなかまくらを野外歴史博物館「博物館 網走監獄」(北海道網走市)は何と“懲罰房”に! クオリティの高さが目を引く作品が、ツイッター上で大きな反響を呼んでいます。制作のきっかけやこだわったポイントなどを同館職員の菊池拓朗さんに伺いました。

 ◇ ◇ ◇

「博物館友の会」の有志5人が8日ほどで制作

 白銀の施設敷地内に設置された雪の懲罰房。まるで実際に使われている建物のような存在感を放っています。

 同館では先日、「博物館友の会」の有志5人で雪の懲罰房を制作。組み立て自体は1日で完了したそうですが、下準備として木枠に雪を入れて固める作業を含めると8日ほどの時間を要したといいます。

 写真から伝わるのは、そのディテールのすごさ。菊池さんによると、こだわったポイントは「外観がレンガでできていると見えるように溝を入れているところと、本物の鉄格子を設置したところ」だそう。「博物館 網走監獄」「懲罰房」の名板の効果も相まって、リアルな雰囲気が醸し出されています。

 大きさは幅270センチ、高さ210センチ、奥行280センチでサイズ的にも迫力が。かまくらなので実際に中へ入ることもでき、入り口は正面向かって左側の側面にしっかりとした穴が空けられています。

 同館公式ツイッターは25日、「懲罰房の中に入り記念撮影できますので来館者には好評です。来館の記念にぜひ入獄してください」とメッセージを添えて今回の写真を公開。すると、1.9万件もの“いいね”が集まりました。

 さらに、リプライ(返信)には「クオリティ高い」「こういう遊び心いいなぁ」「懲罰感がすごい」「『網走番外地』ごっこがしたくなる」といった反応に加え、“入獄記念”の写真も多く寄せられていました。

中は「意外に暖かい」 来館者の人気スポットに

「博物館 網走監獄」では、20年前から雪の懲罰房の制作を開始。制作のきっかけは雪を楽しめる写真スポットを作りたいという思いだったそうです。

「日本人のお客様に喜んでいただきたいのはもちろん、冬の観光シーズンは、雪が降らない地域からいらっしゃるインバウンドのお客様(台湾、香港など)に多くご来館いただいています。そこで、雪を楽しみながら入館の記念になるような写真スポットを作りたく、制作を始めました」

 そうして冬に設置が始まった雪の懲罰房は、来館者の人気スポットに。「すごい」「写真撮ろう」「(中は)意外に暖かい」といったリアクションが多く寄せられているといいます。

 雪の懲罰房の設置期間については、その年の天候や気温により左右されるそうです。暖冬だった一昨年の年末から年明けにかけては、わずか4日間ということも。一方で、長い年だと3週間程度となるといいます。

 そうした状況を受け、菊池さんは「少しでも(雪の懲罰房が)長持ちするような対策を考えていきたい」と今後のバージョンアップを考えているとか。

 雪の懲罰房もさることながら、同館の魅力は他にも。菊池さんいわく、一番の見どころは「重要文化財にも指定されている舎房及び中央見張り所(獄舎)」です。また、実際に使われていた獄舎に入るという体験も人気を博しているそうです。

 これら以外に、2月の節分には豆まき体験や、ゴールデンウィークの時期にはスタンプラリー、昔の遊び体験なども予定。建物自体や季節ごとの魅力が詰まった「博物館 網走監獄」、一度ぜひ訪れてみたいですね。

(Hint-Pot編集部)

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