漫画
転がって駄々こねる我が子をどうする!? 結論に読者も納得「赤子は時に、棒になる」
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街中で見かけた親子連れの姿に未来の自分を重ね、「子どもが生まれたら、私はこうしよう」とシミュレーションする人は多いはず。けれど、実際に子どもが生まれてきたら、そこには想像の斜め上を行く現実が……。そんなママの体験を描いた育児漫画が話題です。作者のつぐみ屋(shirasu_noodles)さんに話を伺いました。
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大泣きする子と固まる母…「私もいつか、あんな目に?」
漫画誌「メロディ」(白泉社刊)で「9人目の嘘つき」を連載中の漫画家・つぐみ屋さんは、1歳になる男の子のアオちゃんを子育て中。自身のインスタグラムに投稿している育児漫画も人気を博しています。
話の始まりは、つぐみ屋さんが妊娠9か月の頃のことでした。とあるお店の床に転がって大泣きする子どもと、隣でフリーズしている母親。2人の姿を見ながら、つぐみ屋さんは青ざめ、大きな不安に包まれました。
「私もいつかあんな目に遭うのかな。無理無理無理。駄々こねられたらどうしよう……抱っこして強制帰宅かな……!?」
そして時は過ぎ、現在。生まれてきたアオちゃんは1歳4か月になりました。ドォォォォンと床に転がったまま微動だにしない我が子のそばで、つぐみ屋さんは遠い目をしながら思います。
「フ……何も知らなかった頃の私に物申したい……」
正面から抱えようとすればエビ反りで拒否! 後ろから抱えようとしても、手足をバタつかせて拒否! それでも無理強いすれば、顔面パンチが飛んでくることも……!
「そう……私たち(母たち)は待つしかない……待つしかないのです……子どもの機嫌が直るを……(絶望)」
溶けていくアイスクリームと、すぐにでも冷蔵庫に入れたい生魚の入ったスーパーマーケットの袋を両手にぶら下げ、つぐみ屋さんがそうつぶやくオチに読者は大爆笑。
さらに「私も娘が道路に寝転がった瞬間、まさか見てたやつが来るとは思ってなかったです」「抱っこって、本当に本人がされたくないとできない(笑)」「赤子は時にエビになったり猫になったり棒になったりする生き物……」「うちの子も抱っこしようとすると手をバンザイしてすり抜けていきます。お前はウナギか」など、同じく育児中のママ読者たちからは共感の声がたくさん届いていました。