漫画
子どもを甘やかしすぎ? 周囲に翻弄されるママの漫画に共感殺到「自分の思いを大切に」
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子どもが食事中に遊び始めたらどこまで許す? お風呂に入る時間なのにテレビの続きを観たがったらどうするの? 子どもの性格や関係性、親が考える教育方針やルール、家庭を取り巻く状況はさまざま。育児に正解はありませんよね。だからこそママたちは日々、子どものために悩むのでしょう。イヤイヤ期に差しかかった2歳の娘を持つ働く女性の葛藤を描いたエッセイ漫画が、インスタグラムで大きな反響を呼んでいます。漫画を描いた、森田家@愛と笑いの育児漫画(moritake2020)さんに話を伺いました。
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「甘やかすとわがままになる」 周囲の助言に心が揺らぎそうになるけれど…
育児は選択の連続だ。
――小学1年生の長男と2歳の長女を育てるワーキングママの森田さんが描いた漫画に付けられたタイトルです。
漫画はある朝、2歳の娘を保育園へ送っていくシーンから始まります。ところが、“イヤイヤ期”の娘は保育園に着いた途端に「行きたくない」とギャン泣き! どんなになだめても言うことを聞きません。
保育園に送った後に出勤を控える森田さんは徐々に焦り、イライラを募らせます。もちろんこのまま無理に抱きかかえて連れていくこともできます。そうすれば早いけれど……森田さんは娘の「行きたくない」という気持ちを無視することはできませんでした。
「一度、車に戻ってみる?」
森田さんが優しく提案すると、大泣きしていたはずの娘はピタリと泣きやみ、一度落ち着かせてから登園させることができたのでした。
その後、遅刻ギリギリで出社した森田さん。上司に遅くなった理由を聞かれ、娘が“イヤイヤ期”であることを打ち明けます。すると、それを聞いた上司や同僚たちは次々とアドバイスを送ります。
「甘やかすとわがままになる」「怒る時は怒らないと」「森田さんは優しすぎる」
子育て経験者たちの言葉に心が揺らぎます。けれど森田さんには「自分の選択を信じたい」、そう考える理由があったのです――。
漫画では、森田さんがそう考えるようになったきっかけや朝の選択に対する一つの“結果”も描かれています。最後に涙を流す森田さんに自分の日常を重ね、救われたような気持ちになったママ読者も少なくないはず。
漫画は大きな反響を呼び、多くのコメントが寄せられています。特に、同世代の子どもを持つママたちからは「仲間に出会えた気持ちになった」「共感しかない。ママが考えて出した答えが正解だよ」「自分の思いを大切に、肯定してあげながら進んでいきたい」など、共感の声が続々と届きました。