子どもって些細なことに遊びのヒントを見つけては、熱中することがありますよね。これはどうやら、子ねこにも当てはまるようです。白い紙に描かれた黒丸を見てはしゃぐ子ねこの様子が、ツイッター上をにぎわせています。一体なぜこんな遊びをしているのでしょうか。飼い主さんに話を伺いました。

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飼い主さんの思いつきが“コスパ最強”のおもちゃに

　正方形の紙に描かれた黒丸、それを不思議そうに見つめている白い子ねこは「マオ」くんです。まだ小さいこともあってか、目にするものすべてが新鮮。日頃から落ちているものに反応したり、小さい箱があれば入ろうとしたりするなど、何でも遊びに変えてしまうそうです。

　そんなマオくんの姿を見て、飼い主さんはふと思いました。

「座れそうなサイズの紙と肉球くらいの大きさの点が現れたら、どうなるのかなぁ」

　そこで早速検証してみると、マオくんは描かれた黒丸にアタックし始めました。この遊びが気に入ったのか、飼い主さんによると「（マオくんは）紙がグシャグシャになるまでずっと遊んでいました」とのこと。最終的には誤飲の危険性もあったため、飼い主さんが紙を強制的に回収しました。

　飼い主さんは後日、黒丸が描かれた紙を何度か同じようにマオくんの前へ置いてみたそうです。すると、マオくんはその都度に最初と同じリアクションを示しました。

　ちなみに、飼い主さん宅の先住ねこ「メル」くんもこの遊びが好きなのだとか。ただ、黒丸が取れないと分かった途端に飽きるそうで、そんな時はマオくんが紙を奪い去っていくそうです。

　マオくんの無邪気な様子を映した動画がツイッターで公開されると、4.7万件もの“いいね”を集める大きな反響を呼びました。また、リプライ（返信）には「楽しんでくれたら、それが一番のご褒美」「食い付き良すぎw」「かわいさの破壊力がエグい」といった反応の他、今回の検証を“実際に試してみた”動画も多く寄せられています。

生後間もない頃に捨てられていたマオくん

　無邪気に遊ぶ姿の動画が話題になったマオくんは元保護ねこです。飼い主さんがマオくんを保護したのはある雨の日。まだ目が見えない生後間もない頃に段ボールに入れられた状態で、人通りが少ない物陰に捨てられていたそうです。

　飼い主さんは、「もう二度と悲しい思いをさせたくない」という思いを込め「マオ」と命名。ハワイ語であるこの言葉には、「雨がやむ、悲しみが和らぐ」という意味があります。

　お迎えされてからマオくんは、飼い主さんからの愛を一身に受けすくすくと成長。すっかりやんちゃになりました。メルくんとともに、マオくんにはこれからも楽しい毎日を過ごしてほしいですね。

○取材協力：めるちょとまおまお（@meltube_cat）さん

（Hint-Pot編集部）