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カミラ夫人が王妃になることを心から願う…エリザベス女王の声明 専門家たちの反応は
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現地時間5日、エリザベス女王は6日に迎える在位70周年を前に声明を発表。チャールズ皇太子が国王に即位する際に、妻のカミラ夫人が「王妃(Queen Consort)」になることを「心から願っている」と述べた。これまで夫人の「王妃」についてはさまざまな推測があったが、今回の声明で一応の決着を見た形になる。英国は一体、この状況をどう見ているのか、王室専門家たちのコメントから探ってみよう。
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「カミラが『王妃』になることを心から願っています」
エリザベス女王の即位は、先の国王だった父のジョージ6世が死去した1952年2月6日。女王にとっては愛する父を失った日でもあると同時に、君主として英国への奉仕を誓った運命の日でもあった。それから70年。この日は在位70年という前人未到の偉業を成し遂げた日として、新たな歴史になった。
女王はこの記念すべき日の前日に声明を発表。「70年が経とうとも、父ジョージ6世の死去と私の治世の始まりを今でも覚えています」と述べ、君主として奉仕し続けた70年間で英国に訪れた各方面での進歩を称えた。さらに、亡き夫であるフィリップ殿下と全世界に深い感謝を捧げ、次の国王である長男チャールズ皇太子にも触れた。
「私の息子チャールズが国王となる機が熟した時、皆さんが私にくださったサポートと同様のものを彼と彼の妻に与えることを私は知っています。そしてその時が来れば、忠実に職務を全うし続けるカミラが『王妃』(Queen Consort)になることを心から願っています」
そして声明は「Your Servant, Elizabeth R.(あなたのしもべ、エリザベス.R)」で締めくくられた。またロイヤルファミリー公式SNSは、サンドリンガム領に滞在中の女王がお祝いのカードを満面の笑みで見つめる写真や、地元コミュニティを招いたレセプションで記念のケーキに入刀する様子の動画などを公開。はつらつとした表情の数々で国民に安心感を与えた。