1年遅れでお母さんねこと同居　今では2匹で幸せな時間

　推定年齢1歳8か月のボブくんが飼い主さんと出会ったのは2020年の秋。家族として迎えられたのは、その出会いからおよそ1年後でした。飼い主さんの元には先住ねこで元保護ねこの「ベル」ちゃんもいます。このベルちゃん、実はボブくんのお母さんなのです。

「娘がねことの暮らしに憧れていたこともあり、2020年のクリスマスに当時は保護ねこだったベルちゃんを、トライアルを経て我が家にお迎えしました。そのトライアルの際にボブも一緒に来ていたのです。ただ、私がねことの生活にまだ慣れておらず、『このまま2匹を引き取ってちゃんとかわいがることができるのか？』という不安がありました。結果的にベルだけお迎えしたのですが、ボブのことはずっと心に引っかかっていました」

　それから数か月が経った頃、飼い主さんの心に変化が訪れます。きっかけはツイッターに投稿した1枚の写真でした。その写真は、たたみに突っ伏してご機嫌斜めなご様子の3歳の女の子と、そばでそっと温かい視線を送るベルちゃんの姿。このハートフルな投稿も当時に話題を集めました。

「その時久しぶりに、報告も兼ねてベルの保護主さんに連絡をしたんです。そしたら、『ボブちゃんはまだ“1人”です』と言われました。『自分に自信がなかったせいでボブに寂しい思いをさせてしまったのではないか……』という申し訳なさと、『今なら大丈夫かも』と決心がついたので、家族と相談してお迎えすることにしました」

　親子のため顔がそっくりなベルちゃんとボブくん。今では、愛情あふれる飼い主さんの元で2匹一緒に家のあちこちでゴロゴロと寝転がってくつろいだり、ボブくんがベルちゃんの前に座ってグルーミングのおねだりをしていたりと幸せな時間を過ごしています。これからも親子仲良く、元気に過ごしてほしいですね。

○取材協力：ベルボブ（@3p5p3DzS7RJx43W）さん

（Hint-Pot編集部）