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「神の領域」 精巧すぎる砂糖の芸術作品に25万人驚愕 パティシエが語った制作の裏側
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「砂糖はどんな素材にも勝る、自由度の高さが魅力」
長谷川さんは現在、チョコレートや焼き菓子のOEM(他社ブランドの製品を製造すること)を請け負う「株式会社chocolart」の最高技術責任者。その傍ら、今回のような作品作りを通して“砂糖文化”の普及に努めています。
キャリアの原点は、「子どもたちを笑顔にしたい」という思い。そこに昔から好きだった「物作り」が重なり、パティシエの道を選びました。「帝国ホテル」(東京都千代田区)や都内の有名店でシェフパティシエを務めながら腕を磨く中で、シュガーアートと出合ったそうです。
「砂糖はどんな素材にも勝る、自由度の高さが魅力です。紙よりも薄く延ばすことができれば、空中に線を描くこともできる。自分の表現したいことをダイレクトに実現できるところが、シュガーアートの良いところだと思っています」
また、長谷川さんの作品は草花などをモチーフにしたものに留まりません。キャラクターものも手掛けている理由には、自身の“サブカル好き”も影響しているのだとか。
「サブカルチャーは昔から好きでした! 基本的に、バトルマンガが好きですね(笑)。漫画を読んでいても描写や動きなど、作品のヒントになるものはメモしてしまいます」
長谷川さんは今後、4月27日から30日に「弘重ギャラリー」(東京都渋谷区)で開催される「お菓子×アート展」に作品を出品予定。SNSだけでなく、この機会に長谷川さんが作り上げる至極の芸術作品を実物で目に焼きつけてみては?
(Hint-Pot編集部)