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だ、騙された!? 元保護ねこがかりんとうを“カキカキ” 理由に2万人爆笑

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

かりんとうを一生懸命片付けようとしていたオレオくん【写真提供:黒猫オレオ クリーム入り(@oreo_blackcat)さん】
かりんとうを一生懸命片付けようとしていたオレオくん【写真提供:黒猫オレオ クリーム入り(@oreo_blackcat)さん】

 愛猫家の間で密かに注目を集めているのが、ねこの目の前にかりんとうを差し出した時の反応。黒くて細長い形から、中にはどうやら“あれ”に見えてしまう子もいるようです。かりんとうに一生懸命砂をかけようとする黒ねこが話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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多頭飼育崩壊の家庭から救助され保護ねこカフェへ

 人間と遊ぶのが大好きな黒ねこの「オレオ」くんは、保護ねこカフェ出身。3年前に先代ねこを亡くした飼い主さんは、新たに保護ねこを迎えようとカフェに足を運びました。そこで、1匹で店内を歩き回っているオレオくんを見かけたそうです。

「脚が長くて毛がつややかでかっこいいねこだな、と印象に残りました。さらに観察を続けていると、何となく周りを気にしながらも、他のねこたちと距離を取っている感じがしたんです。オーナーに話を伺うと、オレオは他のねこと遊びたい気持ちが強すぎて距離感がうまく取れず、乱暴になってしまうそう。そのせいで嫌がられてしまい、孤立した状態だと分かりました」

 また、カフェのオーナーによると、保護される前のオレオくんは多頭飼育が崩壊した家庭で育っていたそうです。

「聞いた話では、増えすぎたため飼育していた高齢者の手に負えなくなってしまったようです。当時は狭いケージの中に複数頭で閉じ込められた生活をしており、ケンカなのか暴れたのか原因は分かりませんが、オレオは右足の小指が半分なくなる大怪我をしていました。保護センターに引き取られた時は足先の切断も検討されていましたが、治療で状態が良くなったため切断を免れたそうです」

 その後にカフェのオーナーが他のねこを引き取りに保護センターを訪れたところ、オレオくんは大声で鳴いて猛アピール。「こんなにアピールされたら連れていってあげないとね」と、オーナーは急遽オレオくんも引き取ることに決めました。飼い主さんとの出会いは、こんな偶然の結果だったのです。

「それから1か月ほど後に私がその保護ねこカフェを訪れたので、縁があったのかなと思っています。そして、カフェでどことなく寂しそうにしているオレオを見て、『私が何とかしてあげられたら……ねことは無理でも、人間が相手なら思いっきり遊んであげられるのでは』という思いから、何度もカフェに通ったんです。少しずつ距離を縮めていき、『仲良くなれそうだ』と確信したタイミングでお迎えしました」