お手軽に短時間でいただくことができる「カップヌードル」。お湯を入れてから出来上がりまでの3分間、待ち方はさまざまでしょう。テレビを見たり読書にふけったり、またはちょっと別の用事を済ませるなんて人も……。そんな待ち時間を楽しく過ごせるようにと、日清食品の大ヒットロングセラー商品「カップヌードル」の公式ツイッターが、湯気を利用したユニークなアイテムを公開して反響を呼んでいます。制作した日清食品にその経緯などを伺いました。

　◇　◇　◇

カップヌードルの湯気で白く曇っていくサウナのミニチュア模型

　2人の男性がサウナを楽しんでいる様子を表現したミニチュア模型。室温が上昇しているようで、時間の経過とともに次第に曇っていきます。よく見ると、模型が置かれているのはカップヌードルの上。カップヌードルの公式ツイッターは「お湯を入れたカップヌードルにのせるとサウナみたいになる置物を作ってみました」と13秒のショート動画を公開しました。

　仕組みは至ってシンプル。お湯を入れたカップヌードルのフタをすべてはがし、その上にこのサウナの模型をのせるだけ。すのこが敷かれた床部分が通気口の役割を果たし、お湯の湯気がミニチュア内に上がってくるようになっています。「湯気で整っていくサウナ客を見ながら、お湯で整うカップヌードルを待てます」と、サウナとカップヌードルの湯気を組み合わせた、日清食品ならではの発想です。

　この動画が公開されると約13.8万件以上の“いいね”が付けられ、動画の再生回数は195万回以上に上っています。リプライ（返信）にも「発想が面白い」「これは欲しい」「待ち時間が楽しくなる」といった称賛コメントが殺到。さらに「これ見続けていたら麺が伸びちゃいそう。でも見ちゃう」いった悩ましい声が。商品化を求める声も多く「3分のタイマー機能が付いていたら完璧」などとアイデアも寄せられています。