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熊本の限界集落になぜエミュー 豪快な食事風景に5.8万人驚愕 飼育員が語る魅力とは

著者:Hint-Pot編集部

空を豪快に舞うキャベツ! エミューの大胆なお食事風景(画像はスクリーンショット)
空を豪快に舞うキャベツ! エミューの大胆なお食事風景(画像はスクリーンショット)

 動物の食事風景はさまざま。スピードや食べ方など、種類や性格で違いが現れるものです。今回ご紹介するのは、オーストラリアが原産国のエミュー。キャベツを豪快に放り投げながら食事する自由な様子が、ツイッター上で大きな注目を集めました。しかしこのエミュー、なぜか熊本県八代市の限界集落で飼育されているそう。その理由などについて、投稿主のみやびと(@miyagawat211)さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

昨年1月に試験飼育の提案 2か月ほどで手応えが

 美しい青空と山々に囲まれながら、エサ箱の周囲に集まったエミュー。箱に詰まったキャベツの葉がこの日のごはんですが、くわえた端からひょいひょいと宙に放り投げています。遊んでいるようにも見えますが、口はもぐもぐと動かして食べている様子。後方にも同じように集まっている別の群れが見えますが、そちらでは投げていないようです。

 しかもこの動画が撮影されたのは、日本の熊本県八代市坂本町。一体なぜこのような食べ方をしているのか? なぜこんなにたくさんエミューがいるのか? ツイッター上で5.8万件もの“いいね”を集めたこの動画について、撮影したみやびとさんはこう説明します。

「動画に映っているエミューたちはすべて鶴喰(つるばみ)地区のエミューです。生後11か月くらいですが、産業動物なので名前などは付けていません。性格はわんぱくですね! 基本的にエミューの性格はおとなしいので、襲ったりはしません」

 八代市坂本町の鶴喰地区は、過疎化・高齢化が進む限界集落。一昨年の「熊本南部7月豪雨」で坂本町に大きな被害をもたらした球磨川の支流、鶴喰川に沿って広がっています。実はこのエミューたち、飼育しているのは現地で耕作放棄地の再生と持続可能な農業を目指す農事組合法人「鶴喰なの花村」です。

大自然に囲まれた鶴喰村。いただきものの鯉のぼりを天日干し【写真提供:みやびと(@miyagawat211)さん】
大自然に囲まれた鶴喰村。いただきものの鯉のぼりを天日干し【写真提供:みやびと(@miyagawat211)さん】

「村民の高齢化に伴い鶴喰村の維持が難しくなったことから、村をまとめるために作られた組織が『鶴喰なの花村』です。活動内容は農地の保全、耕作放棄地の維持管理、鶴喰米のPRなど。ただし私は加入しておらず、飼育を委託されている立場ですが」

 エミュー飼育のきっかけは昨年1月、熊本県県南本部から「断念した田んぼでエミューの試験飼育を」という提案があったこと。それから2か月ほど試験的に飼育し、「中山間地域の集落にとって極めて有効」という手応えを得ました。

 そして、当時から飼育を委託されていたのがみやびとさんです。現在は自身のSNSアカウントで情報を発信中しており、この動画もその一つでした。

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