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ぼたもちとおはぎの違いは? 春のお彼岸に込められた意味とは この時期に食べる理由
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昔からぼたもちは「幸運」の象徴? 小豆のあん以外にもさまざまな種類が
特に季節は関係なく、こしあんを使うと「ぼたもち」、粒あんを使うと「おはぎ」と呼ぶこともあります。地域によっては、あんではなく炊いた米のつぶし具合で古くから「はんごろし」と呼ぶことも。小豆のあん以外にも、ゴマ、青海苔、きな粉、枝豆(ずんだ)など、さまざまな種類があります。
「棚からぼたもち」との言葉は、労せず良いものを手に入れた、思いもよらない幸運が舞い込んだことを意味します。棚の下で寝ていたら、何かの拍子でぼたもちが落ちてきて、開けていた口に入ったという話が由来です。「たなぼた」ともいわれますね。
このように、昔からぼたもちは「幸運」の象徴でもあったようです。今年のお彼岸にはご先祖様への感謝の気持ちを込めて、ぼたもちをいただきたいですね。
(鶴丸 和子)
鶴丸 和子(つるまる・かずこ)
和文化・暦研究家。留学先の英国で、社会言語・文化学を学んだのをきっかけに“逆輸入”で日本文化の豊かさを再認識。習わしや食事、季節に寄り添う心、言葉の奥ゆかしさなど和の文化に詰まった古の知恵を、今の暮らしに取り入れる秘訣を発信。
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