どうぶつ
元保護ねこコンビの大あくび ライバルとは思えないそっくりすぎる表情にほっこり
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「Hint-Pot」のねこ専用ツイッターアカウント「にゃんこぽっと(@Nyanko_Pot)」で開催したフォトコンテスト「#映えない猫写真選手権」。普段からとてもかわいい愛猫たちの自然体な姿を、多くの飼い主さんが投稿してくれました。その中から今回は、血のつながりはないけれど、とてもそっくりなあくびを披露してくれた2匹の元保護ねこコンビをご紹介します。飼い主のぽんちゃん(@ojimonchoc)さんに詳しい話をお伺いしました。
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草むらに絡まっていたおうじくん 大怪我を負っていたもんくん
飼い主さんは、元野良ねこの「おうじ」くん(15歳)と「もん」くん(12歳)、そして元保護犬の「ちょこ」ちゃん(2歳)というにぎやかなメンバーとともに暮らしています。
おうじくんが保護されたのは、推定生後1か月頃のこと。飼い主さんのお父さんが、先代犬2匹とお散歩中の出来事でした。
「踏切を通りかかった時、いぬたちが線路脇の草むらに向かっていったそうです。父がその場所を見てみると、草に絡まった状態のおうじを発見。すぐに保護しました」
こうしてお迎えされたおうじくんは、「我が家の王子様」として大切に育てられています。性格は寂しがり屋で甘えん坊。「自分の希望が叶うまでアピールし続けるなど、年齢を重ねるとともに頑固になりました」と飼い主さんは笑います。
一方もんくんは、おうじくんを迎えて約3年後の秋祭りの時期にやってきました。飼い主さんの自宅前は、毎年たくさんの神輿が通ります。その神輿が帰った後に、もんくんは突然現れたそうです。祭りに来ていた子どもたちが連れてきた可能性が高く、飼い主さんはしばらくそのままもんくんを見守ることにしました。
「しばらくの間、もんは我が家の周りをさまよっていたのですが、ある夜にねこの悲鳴が聞こえてきたんです。外に出てみると、もんが地域のボスねこにいじめられている最中でした。私たちは助けて保護することに。足を引きずっていたため、翌日病院を受診したところ生後半年ほどであること。そして、骨盤がつぶれているとの診断でした」
もんくんはその後遺症で、今でもまっすぐ座ることができません。精神的不安もあり、安定剤を毎日服用しています。そんなもんくんの性格は、気が向いた時だけ甘えてくるマイペースで怖いもの知らず。8時間も布団の中に居続けることもあるそうですが、飼い主さんは“1人”の時間を大切にするもんくんの気持ちを尊重して優しく見守っています。