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大谷翔平 即席サイン会で見せた優しさにファン感動 「彼を嫌いな人なんている?」
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昨シーズンの米メジャーリーグ(MLB)で、日本人選手として初のMVPに輝いたロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手。圧倒的な支持を集め満票での受賞となったことで、MLBの顔と言っても過言ではないでしょう。今シーズンは、さらなる期待がかかっています。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は今回、そんな大谷選手がキャンプ中に見せたワンシーンに注目。即席のサイン会を開いた際に見せたさり気ない行動が大きな話題となっています。
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キャンプでの練習後のワンシーン サインを求める中にはドジャースファンの少年も
MLBで4年目のプレーとなった昨シーズン、もはや代名詞となった“二刀流”で大活躍を見せた大谷選手。投手としては自己最多の9勝を挙げ、打者としてもやはりキャリアハイとなる驚異の46本塁打を打ち、文句なしのMVPに選出されました。しかも満票での受賞となったように、目の肥えたメジャーリーグファンやメディアから受ける扱いは、もはや伝説級。今季のさらなる活躍に大きな期待がかかっています。
大谷選手のすごさは、速い球を投げることや特大のホームランを打つことだけでは語れません。グラウンド内のゴミを拾ったり、接触した相手選手を気遣ったりと、周囲への心配りから見える高い人間性は度々話題になりました。愛される要素にあふれています。
そんな大谷選手の人柄を最も象徴しているのがファンサービスです。手が空けば積極的にサインをしたり、写真撮影にも気さくに応じたりする様子は米メディアでも注目の的。MVPを獲得したといっても、振る舞いに変わりはありません。
その様子を顕著に表している動画が、エンゼルス公式ツイッターで公開されました。現在キャンプ中の大谷選手は練習後、フェンス越しに集まったファンに対して、即席でのサイン会を開始。疲れた様子を見せることなく、笑顔でサインに応じています。
ファンはボールやキャップにサインをもらおうと必死のアピール。それに対し、大谷選手は一人ずつ対応し、ペンを走らせています。ファンの中にはエンゼルスのライバルチームであるロサンゼルス・ドジャースのシャツを着た少年の姿も。さすがに全員に対応するには時間がないようでしたが、サインをもらった少年のうれしそうな表情が印象的です。
この動画が公開されるとリプライ(返信)にはコメントが殺到。「うらやましい」「子どもから先に書いてあげてる」「みんなにとっては素晴らしい思い出になるね」「彼を嫌いなんていう人はいるの?」といったメッセージ以外にも「絶対にサインを売っちゃダメ」といった転売防止を呼び掛ける声もありました。
ルール改正で今シーズンは昨シーズン以上のホームランも期待
先日まで新労使協定をめぐってMLB機構側と選手会の交渉が難航した影響もあり、大谷選手をはじめとする選手たちはなかなかキャンプインできない状況が続いていました。それが3月10日に合意に達し、開幕が4月8日に決定。練習期間が1か月しかないという難しい状況ですが、大谷選手も急ピッチで調整を進めています。
今シーズンから一部ルール改正があり、エンゼルスが所属するアメリカンリーグ(ア・リーグ)だけでなくナショナルリーグ(ナ・リーグ)でも、投手が打席に立たない「DH(指名打者)制」が採用されることになりました。昨シーズン、二刀流の大谷選手はナ・リーグとの交流戦での出場機会が極端に少なかったのですが、今シーズンはDHとして出場するチャンスが増えると予測されています。
出場試合数が増えれば、昨シーズン以上の結果を残す可能性も高まります。昨季以上の快投で三振を奪い、豪快なホームランを打つシーンが増える……そんなファンの期待にも十分に応えてくれそうです。
(Hint-Pot編集部)