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陸上の桐生祥秀 人気テレビ番組の“ハンター”をパロって再現 「逃げ切れない」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

人気番組のパロディに挑戦 一瞬のスピードで逃走者を捕獲

 ストイックな印象もある桐生選手ですが、普段はかなりお茶目なアスリート。今回は自身のツイッターで、人気バラエティ番組「逃走中」(フジテレビ系)の“パロディ”動画を公開しました。

 この番組の基本コンセプトは「鬼ごっこ」。与えられたフィールドで出演者のタレントや俳優、アイドル、アスリートたちがミッションをクリアしながら、黒スーツにサングラス姿の「ハンター」たちから逃げるという内容です。桐生選手はこれまで出演していませんが、多くのファンから「俊足の桐生選手なら捕まらないのでは」といった声も上がっています。

 しかし、桐生選手が今回扮したのは、逃走者ではなくハンター。ハンター風のサングラスをかけて仁王立ちすると、背筋が伸びたきれいなフォームで逃走者のトレーニング仲間を一瞬にして捕まえました。捕獲後は冷静に立ち去る姿も本家とそっくり。12秒の短い動画ですが、忠実に再現されています。首から下はトレーニングウェアのため、トレーニング中の一コマだったようです。

「ミッション成功しないと俺がハンターで出現」と一文を添えた動画が公開されると、ファンはすぐに反応。リプライ(返信)には「怖すぎ」「こんなハンターいたら番組が30分で終わっちゃう」「(ウサイン・)ボルトしか逃げ切れないな」といったコメントが寄せられています。さらに「これはいずれオファーが……」「逃走中運営、実装求む」など出演を求める声も。桐生選手の走力を番組で見たいファンは多いようです。

美しいフォームで走る桐生選手(手前)【写真:Getty Images】
美しいフォームで走る桐生選手(手前)【写真:Getty Images】

 陸上短距離の日本人選手にとって大きな目標だった100メートルでの「9秒台」。その壁を桐生選手は2017年9月の「日本学生陸上競技対校選手権大会」で初めて破り、9秒98の日本新記録を樹立しました。その後はサニブラウン・ハキーム選手、小池祐貴選手、山懸亮太選手も9秒台ランナーに。日本陸上短距離界の歴史を動かした存在としても、桐生選手の偉大さを改めて認識させられます。

 桐生選手は4月23日に島根県で行われる「吉岡隆徳記念第76回出雲陸上競技大会」にエントリー。6月の日本選手権の前哨戦の一つですが、ファンを喜ばせるような快走を期待したいところです。

(Hint-Pot編集部)