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小林陵侑 「めっちゃ好き」と明かした意外なもの 3万人が“いいね”した五輪支給品の中身
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北京五輪ノルディックスキーのジャンプ男子で2つのメダルを獲得して、大会の主役の一人となった小林陵侑選手(土屋ホーム)。飄々とした語り口やメダル袋を自作し“裁縫男子”ぶりが話題になるなど、多くの人を魅了しました。「Hint-Pot スポーツSNS調査隊」は今回、そんな小林選手が大会前に行っていた“儀式”の様子に注目。支給品の中にあった意外なものに興奮する姿や同僚と口にした問題提起など、素顔を深掘りしました。
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五輪直後のW杯でいきなり優勝 総合ランキングもトップに浮上
北京五輪では男子ノーマルヒルで金メダルを獲得した小林選手。2冠を狙ったラージヒルでは惜しくも2位で銀メダルでしたが、ジャンプ競技において個人での複数メダル獲得は、1998年長野五輪の船木和喜さん以来24年ぶりの快挙となりました。
五輪後は欧州に戻りワールドカップに参戦。再開後の初戦となった27日のフィンランド・ラハティ大会でいきなり優勝し、今季8勝目で総合ランキングでもトップに浮上しました。
2018-2019年シーズンに日本勢初のW杯総合優勝という偉業を成し遂げるなど、確固たる地位を築いていた小林選手。海外を主戦場としていることもあり、その素顔を知る人は決して多くはありませんでしたが、北京五輪で知名度は飛躍的に上がりました。
圧巻のパフォーマンスはもちろん、混合団体ではスーツの規定違反で失格になって涙が止まらない高梨沙羅選手(クラレ)を優しくハグするシーンは感動を呼びました。
選手村の自室で行ったJOCからの支給品の開封式で見つけた羊羹に大喜び
そんな小林選手は、4年前の平昌五輪に続いてオリンピアンになった喜びを、自身のYouTubeチャンネル「小林陵侑 Ryoyu Kobayashi」で見せていました。それは日本オリンピック委員会(JOC)から支給された荷物の“開封式”。選手村で相部屋になった同い年の中村直幹選手(フライングラボラトリー)も途中で登場し、これがなかなか興味深いものとなっています。
実はこの開封式、オリンピアンの中では一種の“儀式”になっているよう。昨夏の東京五輪後も、一部の選手が支給品を開封する動画を公開し話題になりました。選手村入りの様子から始まった小林選手の動画では、冬季五輪用の支給品が明らかになっています。
まず部屋に入って最初に見つけたのが、ベッドの上にある枕に描かれた大会マスコットのビンドゥンドゥン。「あー、パンダいた、パンダ」とビンドゥンドゥンの名前を知らない様子でしたが「のちの相棒となることを彼はまだ知らない」とテロップが入ります。
次に、背面に「TEAM JAPAN」の文字がプリントされたJOC支給の大きなキャリーバックを開けて、中身の紹介を始めます。オーダーメイドのスーツや新しいシューズを淡々と取り出していきますが、何とケースの端に「とらや」の小型羊羹を発見。「俺、めっちゃ好きなんだよね。うれしい、何かこういうの」とクールな小林選手のテンションは一気に上がりました。
実は、夏季競技の選手に渡される支給品にはこうした食べ物は入っておらず冬季限定。JOCによると「冬はエネルギー代謝が多くなるので甘いものを入れている」とのことで、羊羹をセレクトしたようです。