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昆虫食の販売も コロナ禍で再注目の自動販売機 見たことがあるユニークなものは?
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コロナ禍で人との接触を控えるようになり、テレワークや非接触型会計の導入、テイクアウトやデリバリーの充実など、新しい生活様式が定着し始めてきました。そんな中で人との接触をせずに24時間年中無休で買い物ができる自動販売機が再注目され、最近では変わり種の商品を販売する台も登場しています。そこで自動販売機について調査したアンケート結果をご紹介します。
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自動販売機ならではの利点にポジティブなイメージが多数
株式会社クロス・マーケティングは、2022年3月に全国20~69歳の男女1100人を対象に「自動販売機に関する調査(2022年)」を実施しました。
まずは「街中で見たことのある、自動販売機で売られていた変わったもの」という設問。最も多かった回答が「おでん」で19.4%でした。続いて「ハンバーガー」が17.1%、「ラーメン」が16.8%など、確かに「見たことあるかも?」という飲食物が上位にランクインしています。また少数派ですが、「トースト」(4.7%)や「焼き芋」(4.4%)、「昆虫食」(3.9%)など、自動販売機のイメージからほど遠いユニークなものまで見られました。
次に「自動販売機について思うこと」という設問では、上位にポジティブな意見が並んでいます。「時間を気にせず買える/いつでも買いたい時に買えるので便利」が35.0%、「時間をかけずに買えるので便利」が31.8%、「店まで行かずに買えるので便利」が30.7%となっています。自動販売機のメリットである、営業時間が関係ないことや買い物を時短できる点に魅力を感じる人が多いようです。さらに5番目に多かった「人と関わらずに買えるので便利」という意見は27.9%となっており、3割近くの人がコロナ禍に適した販売方法を支持しています。
最後に、「対面販売よりもむしろ自動販売機で売ってほしいもの(自由回答)」の回答を男女別に見てみましょう。抜粋された意見の中でも、男性に多かったのはiTunesカードやAmazonカード、釣り具、週刊漫画雑誌、パソコンのサプライ用品など、娯楽に使うものが多く見られました。
一方、女性は風邪薬、鼻炎薬や痛み止めなどの医薬品。また、サニタリー用品や避妊薬、妊娠検査薬など、実用的かつ「女性が対面で買いにくいもの」が切望されていました。
人と人との接触が減って不自由さを感じることも多いですが、利便性が高い自動販売機を見直すことは、コロナ禍の生活を豊かにする一つの方法になりそうです。これからよりユニークなアイテムを見かけることが増えるかもしれませんね。
(Hint-Pot編集部)