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上下で異なる「反転世界」の写真 意外な仕掛けに1.2万人感心 「気付かなかった」
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水たまりなどの穏やかな水面には、まるで鏡のように空や風景が写り込むことがあります。そうした様子を写したいわゆるリフレクション写真はSNS上で大人気ですが、さらにひと工夫が加わった、創造力をかき立てる作品が現在、注目を集めています。「反転世界」という視点にたどり着いた撮影者のShota(@shnimohus)さんにお話を伺いました。
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他のリフレクション写真と違うところとは…
太陽が沈み始め、雲の一部がピンク色に染まる空。中央を境にして上下ともに同じ風景が広がっており、幻想的な雰囲気が漂っています。実はこの写真は、「リフレクション」と呼ばれる水面などの反射を利用した撮影法で撮られたもの。昨年9月にShotaさんが撮影した会心の一枚です。
リフレクション写真の代表的なものとしては、湖面に写し出された「逆さ富士」が有名。条件が揃わなければ撮影することができないこの手法は、写真愛好家たちの間でも人気で多くの作品がファンを楽しませています。近年で注目されているのが、南米ボリビアの「ウユニ塩湖」。空一面が鏡張りになったかのような写真が“奇跡の絶景”などと呼ばれ、人気を集めています。
しかし、それらのリフレクション写真とShotaさんの写真では、明らかに違うところがあるのにお気付きでしょうか。実は今回のShotaさんの写真は下の部分が実際の風景で、上の部分が水面に映った風景。そう、Shotaさんはリフレクション写真をあえて逆さまにすることで、また違った世界観を生み出しているのです。
Shotaさんが「雨上がりに出現する反転世界」と題してこの写真をツイッターに公開すると、瞬く間に反響が広がりました。集まった“いいね”はあっという間に1.2万件を突破。
リプライ(返信)にも「鮮やかさと勢いの迫力がすごい。そして美しい」「素晴らしいリフレクション」といった称賛の声が上がりました。さらに「これは、逆さまの空?」「よく見ると上の方が水面なんですね」「気付かなかった」など、反転していることに驚いたメッセージも寄せられています。