話題
上下で異なる「反転世界」の写真 意外な仕掛けに1.2万人感心 「気付かなかった」
公開日: / 更新日:
「空の写真を逆さまにすれば、宇宙から見た地球のように見える」という記事に触発され…
元々、空が好きで眺めることが多かったというShotaさん。「中学生の頃からiPod touchで撮影していた」そう。そんなShotaさんが「反転世界」という視点にたどり着いたのは、高校生の時に見かけた「空の写真を逆さまにすれば、宇宙から見た地球のように見える」という記事がきっかけでした。
「記事を読んでから時々、空の写真を反転させてSNSに投稿していました。その後、大学生になりいろいろな方の影響を受けて、リフレクションという撮影方法があることを知ったんです。その世界観に惹かれ、自分の好きな空と組み合わせることでもっと大好きになりました。そんな時にふと、記事のことを思い出して『逆さまにしてみると面白いのではないか』と思い、リフレクション写真を反転させてみることにしました」
気象条件だけでなく、過去に撮影した水たまりの場所も記憶しておく
Shotaさんが被写体とするのは、何気ない日常風景です。リフレクション写真を撮影するには水が欠かせませんが、観光地や絶景ポイントで探すことはほとんどないそう。「そういった場所で写真を撮ることはもちろん好きですが、何気ない日常の中にもきれいな場所や絶景はある」と語ります。
「水たまりを探しに行くために、天気予報は常にチェックしています。また、きれいに写せた水たまりがあった場所は頭の中で記憶しておいたり、マップアプリにピンを刺しておいたりして、天気の条件が整った際にそこを目がけて行く、ということをしています」
そんなShotaさんの狙い目は意外なことに、雨上がりだけではありません。雪が降った後の雪解け水で水たまりができる日もおすすめなのだそう。冬場は空気が澄んでいるため、降雪後の空はより一層きれいに写せるからなのだとか。
その地域ならではの街並みや雰囲気を角度を変えて表現するShotaさん。再発見がたくさん詰まった作品は現在、京都市山科区にある京都銀行山科中央支店に飾られ、多くの人を楽しませています。
「ありがたいことに、長期にわたって飾っていただくことになっています。写真は定期的に更新されていくので、立ち寄っていただけると大変うれしく思います」
Shotaさんの世界観に触れてみたい方は、現地を訪れてみるのもいいかもしれません。また、インスタグラム(shota.mebakuro)でも「何気ない日常をテーマに、アニメチックに表現」した写真が数多く公開されていますよ。
(Hint-Pot編集部)