食
夕食作りにストレスある? ごはんとみそ汁レシピで解消しよう
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教えてくれた人:藤本 智子、ワタナベ マキ、松丸 奨
○究極の豚汁
【材料】
ゴボウ 1/2本
しょうが 1かけ
水 400ml
和風だしの素 2g
みそ 大さじ2
長ネギの白い部分 8cm分
豚ロース薄切り肉 80g
片栗粉 大さじ3
ごま油(サラダ油) 少々
揚げ油 適量
七味唐辛子 適宜
【作り方】
1、ゴボウは皮をこそげて千切りにし、水にさっとさらして水気をよく切る。しょうがは皮をむき千切りにする
2、鍋を中火で熱しごま油をいれる。1をいれて全体が透き通るまで焦がさないように炒める
3、水と和風だしの素を加えてひと煮立ちさせ、アクをとり、弱火にした状態でフタをして約6分煮る。みそを加えて溶き、煮立つ直前で火を止める
4、長ねぎを白髪ねぎにして水にさらした後、しっかりと水気を切っておく
5、豚肉は広げて片栗粉をまぶす。フライパンに高さ1.5cm程の油をいれ170度に温め、豚肉をいれて両面をカリッと揚げる
6、3を器に盛り、4,5を添え、好みで七味唐辛子をふって完成
「主菜や副菜がみそ汁に入ることを意識して作ると良い」と栄養士・松丸氏
子供の夕食に一汁一菜で大丈夫なの?という疑問に、学校給食献立を手掛ける小学校栄養士・松丸奨氏は次のように話します。
「もちろん理想かつ完璧に近い夕食は、学校給食のようにバランスのとれた一汁三菜ですが、調査の結果にもあるように、仕事や子育てに忙しく、時間の制約や体調が優れない日があるのも事実。完璧な夕食を作る時間をとることが現実的に難しい場合には“YGM”から始めてみてはいかがでしょうか。みそは、古くから日本人に親しまれた発酵食品で栄養価も高く、腸内環境を整えるほか生活習慣病を予防するなど多くの効能が期待できます。さらにみそ汁はごはんと互いに欠けているアミノ酸を補う名コンビとも言われているんです」
もともと栄養価が高い伝統食のみそ。みそ汁が体に良いということは知っていても、献立が子供好みに洋食化して、食卓にみそ汁が登場することがないという家庭も多いかもしません。これを機にみそ汁を献立に組み込むのも良いかもしれないですね。
「もちろん、みそ汁ならなんでも良いわけというわけではありません。具体的には、具だくさんの豚汁やみそけんちん汁などです。主菜や副菜がみそ汁に入ることを意識して作ると良いと思います。たっぷりの野菜と、肉魚卵などのたんぱく質なども取り入れましょう。具材でうま味が倍増されたみそ汁は、栄養価も高い上に、鍋に入れるだけで作れる手軽さというのも嬉しいですね。みそ汁は、硬めの野菜もやわらかくなって味もマイルドになるので、野菜嫌いの子もパクパク食べることがあります」
おかずとして出された嫌いな野菜は、よけてしまうかもしれないけれど、具がたっぷりのみそ汁の中に入っていれば確かに子供にとって食べやすそうです。手軽に作れるのが助かります。たまには夕食に取り入れてみてはいかがでしょうか。
(Hint-Pot編集部)