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卒業後のランドセルで防災バッグ 警視庁ツイッターの提案に「良いアイデア」と反響
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3月に卒業式を迎え、ランドセルとお別れしたご家庭も多いでしょう。この時期によく話題になるのは、そんなランドセルの処分法や再活用法。そこでご紹介するのは、警視庁警備部災害対策課の公式ツイッター(@MPD_bousai)によるアイデアです。防災バッグとしての再活用事例を報告する投稿に、「なるほど」の声が寄せられています。
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非常食などの基本グッズをぎゅっと詰め込んで
子どもの思い出が詰まったランドセル。ボランティア団体などへの寄贈や専門業者へのリメイク依頼など、小学校卒業後の“行方”についてはさまざまな方法があります。「手元に置いて、そのままの形で再利用はできないか……」と考えているなら、警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターを参考にしてみてはいかがですか?
24日に投稿された内容は、ずばり「ランドセルを防災バッグにする」というもの。思い出が詰まったランドセルの今後について家族で話し合ったところ、お子さんから「防災バックに活用できるのでは……」と提案があったそうです。早速採用したところ「我が家では、生涯の宝物になりました」と綴られています。
添えられた写真では、実際に収納した防災グッズを紹介。非常食のフリーズドライビスケットやペットボトルの飲料水、ろうそく、マスク、レインコートなどの基本グッズに加えて、避難先での気分転換用にけん玉も。また、実際に収納した様子の写真を見ると、見事にきっちり収まっているようです。
さらに、ランドセルのフタ裏部分(冠裏)のスリーブには、これまで入れられていた時間割表の代わりに災害時の持ち物一覧表を。こうしておくことで、定期的な内容物チェックもはかどりそうです。このスリーブは本体部分に付けられていることもありますね。
このアイデアに対して、リプライ(返信)では「参考にしたい」「素敵なアイデア」の声が続々。やはり処分に困っていた人が多いようで、「去年小学校を卒業した息子のランドセルをどう処分しようかと押し入れにしまったままだった」「とうに成人を過ぎた子ども(?)たちのランドセルが捨てられないので、参考にさせていただきます」といった声もありました。
ランドセルを防災バッグにするのは、重さの面でやや懸念もあります。しかし考えてみれば、どのモデルでも配慮されている防水性と6年間背負っても壊れにくい頑丈さは頼もしいポイント。また、子どもには見覚えがあるものだけに、「何かあったらすぐに背負って」と日頃から教えやすいかもしれません。さらに、避難先でも愛着のあるものと一緒なら、少しでも心が落ち着きそうですね。
(Hint-Pot編集部)