漫画
1歳児が通行人に突然の一言 心温まる交流描く漫画に7万人笑顔 「尊いなぁ」
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長引くコロナ禍で外出の機会が減ると、他人とのコミュニケーションも不足します。普段は何のこともなかった日常の挨拶ですら、めっきりしないように……。とはいえ、子どもにとっての世界はまだまだ出会いでいっぱいのようです。突然ご挨拶した1歳児と、うれしそうな反応を見せる通行人男性を描いた漫画が、ツイッター上で7.5万件もの“いいね”を集めました。明日からちょっと真似してみたくなるかわいいコミュニケーション。作者の新町糸(@kaogakyutai)さんに詳しいお話を伺いました。
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通りかかった男性に「だいだい」 短いながらも心温まる交流
新町さんの愛娘「タマさん」は現在1歳7か月。新生児の時には「幽門狭窄症」という病気になり、手術も経験しました。今ではすっかり元気になり、ママとのお出かけでも笑顔がいっぱいです。
今回話題になった漫画は、そんなタマさんが1歳6か月の頃のお散歩を描いたもの。「次はどこに行こうか」とママが相談していると、タマさんは偶然通りかかった初老の男性に気付きました。言葉を覚え始めているタマさんは、何かを話すことが楽しい盛り。そこで右手を振り「だいだい」と男性に挨拶をします。
実はこの「だいだい」、タマさん語では「バイバイ」の意味。男性もその意味に気付いたようで、「おっ、ほほほっ、バイバイ」とかけていたマスク越しに返してくれました。その反応に対してタマさんはまた「だいだい」。男性も照れたように赤面しながら手を振って、「バイバイ」と言いながら去っていくのでした。新町さんはこの男性の様子を「何だかうれしそうだった」と綴っています。
短いながらも、近頃つい見逃してしまう小さな幸せが詰まったこの漫画。ツイッターに投稿されると、7.5万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)にも「子どもからのバイバイはほんっとにうれしい」「このおじさんも、きっと一日中心がホッカホッカしてましたよ」「大人になってさらに年を取ると、この癒やしたまんないだろうな」「おじいちゃんもお子様も尊いなぁ」といった声が。
また「レジ接客していますが、並んでいる際も目が合う方々にバイバイしてくれるちびちゃん様のおかげで、皆さん幸せそうな笑顔です」「小さい頃、大人の人に手を振ってはみんな笑顔で振り返してくれるのが不思議だったけど、今なら分かる」といった報告もありました。