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漫画

こうなることは分かってた…愛猫のために自作したおもちゃ 残念展開に1.7万人爆笑

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:秀(@hide_pau)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:秀(@hide_pau)さん】

 ねこは箱の中が大好き。段ボール箱を放置していると、いつの間にか“中身”が入っているという飼い主さんは多いでしょう。今回ご紹介する漫画は、愛猫のために箱でおもちゃを作った飼い主さんのエピソード。「大好きな箱で楽しんでもらおう!」と一生懸命に作りましたが、結果は笑いを堪えつつ「残念でしたね」と励ましたくなるものでした。1.7万件もの“いいね”を集めた漫画について、作者の秀(@hide_pau)さんにお話を伺いました。

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「さぁ、思う存分遊びたまえ!」と2匹に披露

 秀さんは漫画の構成やネーム制作をメインに活動し、自身でも「死んだ息子の遺品に息子の嫁が入っていた話」(KADOKAWA刊)などの著作を持つ漫画家。自身のツイッターアカウントでは、元保護ねこの茶トラ「レオ」くんと長毛ねこ「シロ」くんという2匹の愛猫が登場する漫画も公開しています。2020年9月に「Hint-Pot」がご紹介した漫画は、人生をともにする2匹への思いと覚悟を綴った内容でした。

 秀さんによると、現在の2匹は「ここ一年くらいは病気や体調を崩すこともなく、相変わらず気ままに過ごしています」とのこと。今回話題になった漫画で見せたリアクションからも、そうした生活の一面が垣間見えます。

 ある日、「いい感じの箱」を入手した秀さん。「君たちに新しい遊び場を作ろうじゃないか」と、おもちゃを作り始めます。実はこれまでも、軽井沢の別荘に見立てたおうちや、お手製の人工葉っぱが生茂る秘密基地など、箱型おもちゃを作っていました。

 今回の制作物も、2匹がもぐって遊べる平べったいトンネル状の箱型おもちゃというナイスアイデア。天井にはいくつか穴を開け、手を出して遊べるように工夫しました。そうしてやっと完成し、「さぁ、思う存分遊びたまえ!」と2匹に披露します。

 しかし……残念なことに2匹はトンネルにもぐらず、箱の上に乗って天井を押しつぶしてしまう始末。「何かおかしい?」と言いたげに見つめてくる2匹に対し、秀さんはすべてを悟ったような慈愛の微笑みを浮かべるしかありませんでした。

「こうなることは分かってた」とのメッセージとともにこの漫画が投稿されると1.7万件の“いいね”を集めました。リプライ(反応)では「わかりみしかない」「ですよね」「飼いねこあるあるですよね」「中に入る系買うと大体上に乗る」「まぁ、ねこちゃんの想定内よね」など、同士たちからの声が続々。また「愛が素晴らしい」など、秀さんの熱意と微笑みを絶賛する声も寄せられていました。

 秀さんによると、実際の出来事はまさに漫画の内容通り。「ネタにして笑うしかない」と執筆したそうです。

「状況を目の当たりにした時は『ですよね~』という気持ちでした(笑)。ツイッター上でも、ねこを飼っていらっしゃる方はだいたい『ですよね~』という反応。どのご家庭も同じですね(笑)。箱はその後に壊されてしまったので、乗って楽しんでもらった後は処分しました」

 まさに「飼い主の心ねこ知らず」。むしろ、そうして自由気ままに生きる姿こそねこの魅力と再認識できる作品でした。これからも2匹には、のびのびと自由に暮らしてほしいですね。

(Hint-Pot編集部)